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MMO  作者: 活
第2部 第四章 アルカディア戦争 後編
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第94話 クリスタル神殿

更新を待ってくれている方がいらっしゃれば、

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アダムは残るオリンポス神達を片付け、エンリルとの一騎打ちに入ることを決めました。


アダム:復讐に憑りつかれた神々(ラグナロク)の怒り

挿絵(By みてみん)

アダムはティタン神族12人全員の力を一気に解き放ちました。

アダムは全身を鎧に包まれ、禍々しいオーラを放っています。


アダド:これは…厳しそうだねぇ……。

アルカディアの神々が固唾を飲んで身構えていました。


アダム:一気に片をつけさせてもらうよ。

そう言ってアダムは大剣を取り出し、薙ぎ払う構えを取りました。


アダム:次元斬

アダムが大剣を薙ぎ払った瞬間、斬撃が空間を引裂きながら4人の神々へと向かっていきました。

しかし、4人は本能的にその攻撃が危険であることを感じ、全員が回避しました。


アダム:良い判断だね。君たちじゃ止めることもできなかったろうね。これならどう避けるかな?

兜の奥で微笑みながら、アダムは次なる攻撃を繰り出します。


アダム:次元牢獄

時の力を駆使して瞬間移動を繰り返し、あらゆる角度から次元斬を網目状に複数放ち、4人に向けて放ちました。


エンキが知識の泉の力を最大出力で使用しても、この攻撃に対する対処法はわかりませんでした。

アダド、イシュクル、メルドゥクが持てる限りの力で攻撃を繰り出しても次元牢獄は攻撃を次元の彼方へと誘い近づいてきました。

そして次元牢獄が4人を包み込んだ後、4人の姿は跡形もなく消え去っていました。

それは時間にすると一瞬の出来事であり、エンリルが記憶碑の統合をする時間すらありませんでした。


エンリル:‼‼

エンリルは驚愕しました。万が一統合が間に合わなかった時に備え、自動で統合が発動されるようにしていたにも関わらず、発動しなかったからです。


アダム:安心しなよエンリル。君の仕事を手伝ってあげただけだよ。彼らはクリスタル神殿に飛ばしたよ。結局君も最後にはそこに行く必要があるんだろ?手間を省いてあげたよ。


エンリル:…私があそこに行く必要があるのは君との決着がついてからのことだよ、アダム。


アダム:でもそれって君が僕に負けてしまった場合はまずいんじゃないかなぁ。今のままだと勝ち目はないよ?


エンリル:…そうかもしれないね。でも君をあそこに行かせるわけにはいかないかな。


気が付けばアダムがエンリルの背後に立ち、次元斬をエンリルに浴びせていました。

アダム:そっかー。じゃあ無理やり、ね。

誰もいなくなった平原でアダムは呟きました。


そうしてアダムも軽やかな足取りでクリスタル神殿へと向かったのでした。


―クリスタル神殿―

エンキ:エンリル!貴方も斬られたのですか!?


エンリル:あぁ…。アダムは僕たちをここに集めたかったようだ…。どうやらエンキの推測は正しいようだね…。


メルドゥク:エンリルにアルカディアの神々、すなわちアルカディアを宿し、アルカディアの記憶碑を創り出す。そしてアダムのティタン神族たちの記憶碑とも統合して新世界を創るって魂胆なんだろうね。


アダド:考えようによっては悪くないかもしれないけど…問題はアダムの意志一つでどう転ぶかわからないことだよね…。


イシュクル:奴が良い世界を創ることは考えにくい。なんとしても食い止めなければ。


エンリル:そうだね…。アダムは神々が関与しない世界を創るだろう。それはあまりに危険で看過できないと僕は思う。


エンキ:そうですね…。人は間違ってしまいます。それ故に私たちが導いてい行かねばなりません。


メルドゥク:アダムがここに着くまでもうあまり時間がないだろうね。この5人でアダムを倒すこともだけど、今なお私たちを取り囲んでる次元牢獄を破ることすらできないよ。エンリル、私たちも今すぐ取り込んで、君がアダムを倒してくれないかな?


エンリル:そうだね。僕もそれしかないと思う。皆、僕に力を貸してくれ。

4人は力強く頷き、エンリルによって統合される覚悟を決めました。


エンリル:それじゃあ、アダムを倒してまた12人でこの美しい世界を統治しよう。

そう言って決意を新たにしたエンリルは4人を自らに統合する覚悟を決めました。


エンリル:記憶碑の統合(インテグレーションズ)

全員の記憶碑を取り込んだエンリルは、アダムと同様に全アルカディア神の力を解放しました。


エンリル:創世の神々の決意(アルカディア)

挿絵(By みてみん)

エンリルは全身を鎧に包まれ、神聖なオーラを放っていました。


エンリル:全知全能の霊気

エンリルを全知全能の霊気が包み、エンリルは次元牢獄を事も無さ気に通り過ぎていきました。

そして記憶碑の本体が安置されている神殿の最奥へと向かいました。


エンリルが最奥へと到達し、12神の記憶碑からその全ての記憶と力を余すことなく吸収し終えた頃、アダムもまた最奥へと到達しました。


アダム:やぁエンリル。まるで別人のようだね。

兜の奥で優しく微笑みながらアダムが語りかけます。


エンリル:やぁアダム。私は私のままだよ。

光を失った12柱の記憶碑を背に、エンリルが応えました。


アダム:じゃあ、フィナーレと行こうか。

そうしてアルカディア神とアダムの最後の戦いが始まろうとしていました。

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