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香奈side~過去3~

そして事件は起こったの。

翌日私は翔に嫌味を言うつもりで登塾したの。SHR的なもので先生が言った。

「水城翔が亡くなった。今日はこのクラスは授業無しだ。今日は帰っていいぞ」

クラスの男子はやったー!とバカみたいに騒いでいた。杉野以外は。

私は状況が読めなくて席に座ったまま身動きがとれなかった。

「香奈…香奈。翔の家に行くぞ」

気がつくと目の前に杉野がいた。

「一樹…」

杉野こと一樹は私の手を引いて教室を後にした。一樹は塾のビルを出ると走り出した。

「一樹…。翔が死んだなんて嘘だよね?」

「分からない。でも昨日の夜からあいつと連絡が着かなかった」

そんなことを話していると翔の家に着いた。一樹がチャイムを押すと

「あら、一樹君に香奈ちゃん。塾はどうしたの?」

「今日は休みになりました。翔君が亡くなったってほんとですか?」

「おばさん!嘘だよね?翔が死んだなんて嘘だよね?」

私は涙目になりながら訴えた

だけど

「香奈ちゃんごめんね。ほんとのことなのよ」

「どうして…」

私はその場に座り込んだ。

そして、お通夜、お葬式、火葬と淡々とことが進んだ。翔の死因は交通事故。信号無視の車との衝突事故。部活が終わって塾に行く途中でのことだったらしい。私は学校にも塾にも行けなくなり部屋にこもるようになった。ネットから学校や塾の裏事情を知ってしまったからだ。毎日一樹や学校のクラスの女子が来てくれるけどなかなか家からは出れなかった。その頃から一樹のことを杉野と呼び始めた。

あっ!今はちゃんと学校通えてるよ!高校はまた違うところを受験しなおしたの。だから今学校で翔のことを知っている子はいないの。

それじゃ私の過去はこれで終わるね。

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