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杉野side

僕はいつのまにか眠ってしまっていたようだ。肩にはカーディガンが被せてあった。

(香奈は!?)

香奈は起きていて窓の外を眺めていた。

「香奈大丈夫?」

「おはよう杉野。よく眠ってたみたいね。」

香奈はクスクスと笑った

「そんなこと行ってるけど」

「分かってるわよ。心配かけてごめんね。さっき翔にあったのよ。」

「翔に?」

「そう。翔はなんでもお見通しなのね。私が桜ノ宮に行った理由も何もかも。翔に1年越しの告白の返事をしたら駄目だったわ。新しい太陽を探せって…」

「新しい太陽…?」

「そう。新しく好きな人を探しなさいってことよ。でもね」

「それって僕じゃ駄目?」

「杉野…゛月ってよく見るとクレーターででこぼこしてるのよ?゛いいの?」

それってたしか゛私よく見るとちっとも綺麗じゃないんだよ?私でいいの?゛って意味だっけ?理系の僕はあんまり文系の人が使う言葉がわからないときがあるけど翔たちがよく使っていたから一応勉強しておいたけどここで役に立つなんてな

「それでも月は綺麗だよ」

これは゛それでも僕は貴方を愛しています゛になるんだ

「杉野…いえもう昔みたいに一樹って呼んだ方がいいわね。一樹よろしくね」

(翔…翔の言う通り新しい太陽はすぐ近くにいたわ。一樹と上手くいくかはわからないけど頑張ってみる)

香奈は窓の外を見ながら笑っていた

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