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siki  作者: 半信半疑
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14/94

よる と よく

「夜:静寂」


 夜は静寂。

 生物は皆、寝静まり、

 気配も穏やか。

 ただ、闇だけがそこに在り、

 我らの全てを覆う。

 おそろしさは無い。

 あるのは静寂のみ。

 それでいい。

 それがいい。



「よく」


 それだけでよかった。

 それだけがよかった。

 でも、

 現実はそれだけじゃ

 生きていけない。

 どこかの仙人みたいに

 霞だけ食べれば

 生きていける、

 そんな訳がない。

 この世には

 欲が、

 欲しいものが多すぎる。

 私の袋は耐えきれずに

 膨れすぎて、

 破裂した。

 そして、

 様々な光をぶちまけた。

 


 

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