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siki  作者: 半信半疑
13/94

ぽっかり

「  」


 突然うまれた

 空白に、

 私は名前をつけた。

 何も無かった所に、

 <何か>がうまれた。

 

 私は名前をつけた。

 <何か>は私のそばに

 ずっとあったものだった。

 ずっといたものだった。



「喪失」


 もがく手足。

 沈みゆく体。

 足りない、

 足りない、

 酸素が足りない。

 

 虚脱する。

 

 抜けていった力は、

 どこへいくのだろう。

 失われたものは、

 どこへいくのだろう。

 

 誰にも内緒の

 その場所へ、

 私もつれていってほしい。

 私に足りないものがいく、

 その場所へ、

 私もつれていってほしい。



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