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オレはな、半端者が嫌いなんだよ。
努力してるふりだけして、本気でやりきれないやつ。
誠実そうな顔しといて、いざってときに逃げるやつ。
でかい夢を語りながら、すぐに冷めるやつ。
こういうのが、一番嫌いなんだ。
逆にさ、善だろうが悪だろうが、本気で生きてる人間は嫌いじゃねえ。
苦しんででも、這いずり回ってでも、自分のやりたいことをやり通そうとしてるやつは、見てて悪くない。
……へへっ。
オレ自身はな、才能もあったし、身体も恵まれてたし、なんなら努力もできた。
だからこそ、虚しいんだよな。
オレは、からっぽだからさ。他人の直向きさが、羨ましくて、憎らしくて、たまらなく気になっちまう。
だから、ついつい見ちまうんだよな。
そいつが気になっちまうと、たまには言葉の一つもかけてみたりして。
その人間が、どこまで本気で生きてるのか……まあ、見極めてるみたいなもんだ。
あんたの知ったこっちゃねえだろうがね。
まあ、これはそれだけの話ってやつさ。
……へへ、へへへっ。




