Epilogue
「なぁ、ヤバくねぇか?"桜先輩"!」
「めっちゃ美少女だったよな!生徒会にはあんな美少女がいるのか...。お近付きになりたい。」
「お前じゃ無理だろ!...っと、サーセン!」
「ううん。こっちこそごめんね?」
「...て、ウェエ?!も、もしかして"桜先輩"ッスか?!」
「?そうだよ?...あぁ、新入生歓迎会では"女装"してたもんね?ごめんね、オレ"男"だから。」
春になり、新学期。若葉は2年生となり、生徒会の一員となっていた。新入生歓迎会では、同じく生徒会入りをしたクラス委員長により"桜ちゃん"として参加した。お陰で新入生の間では「超絶美少女」として話題を掻っ攫っていた。
「あ、あの、桜先輩!」
「あぁ、違う違う(笑)確かに"さくら"だけど、オレの名前は"佐倉"。"佐倉 若葉"。」
若葉はそう言うとノートの表紙に書かれた名前を見せた。
「さ、佐倉先輩!オレ達生徒会目指してて...」
「入学したばかりなのに熱心だね(笑)」
「ふふっ」と若葉が笑うと新入生の2人は顔を真っ赤に染め上げたそして心の中で、
「可愛いすぎるだろ!女装してなくてもこの破壊力か?!」
「佐倉先輩...ファンクラブでもあるのか?無きゃ作るぞ?!」
と叫んでいた。
「あ、ごめんね。オレもう行かなきゃ。」
「足止めしてスンマセン!」
「あぁ、そうだそうだ。」
「「?」」
若葉はくるりと新入生に振り向くと人差し指を口に当て、
「"桜ちゃん"の事は秘密にね?」
そう言う「シー」と言って新入生を置いて去ろうとした。しかしその時、スマホの着信音がなり、スマホを見ると、新からのLINEが入っていた。そこには「校門で待ってる。」とメッセージがあった。若葉はニヤつきが抑えきれず、スマホで口元を隠した。
「あら?佐倉君。まだいたの?"彼氏"が待っているわよ?」
「「か、彼氏ぃ?!」」
「ちょ、委員長...」
「もう委員長じゃありませーん!」
「ごめんごめん、樋口さん。」
「ウム。よろしい。して、そこの新入生は大丈夫かな?」
クラス委員長...もとい、樋口が声をかけると、新入生2人は銅像のように固まってしまった。
「女装の事も彼氏の事も秘密にしてね?」
若葉はウィンクをしてその場を去って行った。いち早く新の元へと行くためにー。
これにて「ひみつのお姫さま」は完結となります。
もしかしたら続編も書くかもしれません。
その時はまたよろしくお願いします!
ここまで読んでくださりありがとうございました!




