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35.山賊vsシーフ

結局朝までさっきの説明を永遠とさせられる地獄を経験させられた…。俺は君が思うような人じゃないからそんなことしないよ?本当だよ?


俺は朝まで正座で質問責めで体力が限界に。


「やっぱりレタちゃんは汚れないままだってことが分かってスッキリしたよ。」


対象的にアディは聞きたいことが聞けてスッキリしたのかとても清々しい顔をしていた。良かったね?


「おはようご主人様、アディ君よく寝れ…てないみたいね。何かあったの?」


もう質問責めは勘弁してくれ…、


「只今の時間は質問を受け付けておりません。」


「ふーん、分かったわ。まぁ朝ご飯作ってくれるならなんでもいいけど。」


聞いて下さいウチの家内が冷たいんです。慰めるなり何かしらのアクションとかないんですかね?


「お兄ちゃん達おはよう。」


レタもエナに続いて起きてくる。そしてアディの満足気な顔と俺の疲れきった顔を交互に見て何かに閃いたようだ。なんとなく想像はつくけどね。


「アディちゃん。お兄ちゃんとの一夜はどうだった?お兄ちゃんは優しくしてくれた?」


ほらやっぱりそっち系の話しだ。俺は名探偵になれるかもな。ジョブに探偵とかないんですか?


「兄さんとそんなこと絶対する訳ないよ!僕はレタちゃん一筋だからね!」


絶対ないのか…。でもエナも最初は嫌々言ってたからなぁ。


「お兄ちゃんからその言葉が聞きたかった。でもアディくんから言われても嬉しい。ありがとね。」


「レタちゃん……。」


いいですなぁ。百合百合しい展開嫌いではないですよ?


「ご主人様ー。朝ご飯まだー?」


分かったから少し待ってくれ。ご主人様は今お楽しみ中です。


「でもやっぱりお兄ちゃんが一番、アディくんは二番でいい?」


ねぇなんでそんなこと言うんだい?俺のお楽しみが終わっちゃうよ?そしてアディの矛先は俺に向くんだよ?


「兄さん?」


ほら来た。


「朝ご飯一緒に作ろうか。」


あれ?予想と違うんですが。


「怒ると思ったんだけど…怒らないの?」


「兄さんはレタちゃんに興味が無いんじゃないのかい?それで僕が二番なら実質僕が一番ってこと。」


ぽ、ポジティブ過ぎる…。俺が責められないから良いけどね!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




朝飯を食べ終え目的地に向かう為に馬車を進める。本当に何も無いな。でも平和が一番!


でもそんな平和も長くは続かなかった。俺達の馬車の前に十数人の男達が立ち塞がる。


馬車の御者をやっていたアディが馬の歩みを止め男達の前に立つ。


「おいおい。良い馬車に乗ってるじゃねぇか?どんな人が載ってるんだ?」


「山賊か?急いでるんで道を開けて欲しいんだが?」


「そうだよ俺たちは山賊だ。山賊だったらやることはわかるよなぁ?」


俺の横のエナがスッと立ち上がって、馬車の扉を開けて外に出る。


「通行の邪魔なのでどいてくれない?こんな奴等早く退かせて行きましょう?」


ウチの武闘派二人組が山賊の前に出る。いいぞー!やっちまえー!


「ヘッヘッヘッ、中々いい女が乗ってたじゃねぇか?御者の兄ちゃんも男なのが勿体ない顔だし、どっちも高く奴隷商人に売れそうだな。」


「その前に俺たちで楽しんでからだろ?こんな上玉中々巡り合えないしな。」


「違いねぇ。今日の夜はパーティーだな!」


いい感じに悪役のセリフっぽいこと言ってるな。え?俺の方が悪いこと言ってるって?気のせいだよ?


「ねぇ男らしい山賊さん達?今から私達とパーティーしない?」


エナが山賊達に声を掛ける。なんだって!俺とは嫌なのに山賊とはオーケーなのか!?ジョブが山賊よりだからか?


「いいねぇ、じゃあこっちに来いよ。俺達みんなで相手してあげるからよ。」


「はーい。」


エナは山賊達に近づいて行った。そして山賊の一人がエナの肩に手を掛けようとした瞬間に、エナの肘が山賊のうちの一人に突き刺さりその場に倒れた。


「こ、コイツやりやがったな!おいお前等!少しくらい痛めつけてもいいからコイツを取り押さえるぞ!」


山賊達にそう声を掛けた山賊もアディの剣の鞘を脳天に喰らって後ろのめりに倒れた。


そこからはエナとアディの蹂躙だった。山賊達は殴る蹴るの暴行と剣の鞘でボコボコに殴られ、全員が地面に倒れ伏した。そして全員が気絶させられたまま二人に縄で拘束された。


エナは気絶して倒れている山賊の一人の股間を思いっきり蹴り上げ無理やり起こそうとし、アディなんかは剣を抜き放って山賊の股間を斬付けて起こそうとしてる。こ、怖すぎぃ!


「アディ剣はやり過ぎだって!」


そう声をかけるとアディは剣を納めてくれた。


エナに蹴られて山賊は痛みで起きたようだった。


「ッーー〜〜!」


「起きた?じゃあ迷惑料払って?」


エナはまた迷惑料を請求してる。なんか前にも見たことあるなぁ。


「はぁ!?そんなの払うわk…、」


「なに?もう一回蹴られとく?」


山賊は首を横にブンブン振って迷惑料を払うことを承諾した。


「じゃあアンタ達の住処に案内しなさい?」


どうやらエナは根こそぎ貰うつもりらしい。逞しいお嫁さんで俺は感激だよ。

今日頑張って昨日する予定だった。三回投稿出来たらいいなぁ。


ここ数日は次の仕事の関係でやることが増えてきてるのでなかなか時間が取れないのです。投稿出来なかったらごめんなさい。

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