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日清戦争 -52 白旗攻撃

 『赤城』

「置いて行かれたなあ」

 低速である『平遠』 『赤城』『鎮辺』の3隻は『松島』率いる輸送船団からも追いかけっこを続ける日清両艦隊からも置いて行かれてまるで消化試合の様相だった。あとは『平遠』が撃沈もしくは拿捕されるだけの戦闘だった

「『平遠』白旗を確認。拿捕に入ります。」

 当然の帰結である。『平遠』は船体が大きいものの例にもれず、大口径少数・速射性の低い典型的清国艦。一方『赤城』は小口径多数の速射性で勝負する船ですでにこれまでの戦闘で『平遠』には大火災が発生している

「注意して接近せよ。特に砲だ。」

 だが飛んでくるものは砲弾とは限らない。

「坂元艦長?」

 ふいに艦長が倒れる。木甲板に赤いしみが広がっていた


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