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ダンガンロンパ1・2 Reload 〜タイパの時代にこそ薦めたい遊びやすさ全振りミステリー〜

各分野のエリート高校生が集まる私立高校、希望ヶ峰学園。

新入生として集められた主人公たち16人だったが、彼らを迎えたのは誰もいない校舎と謎のしゃべる人形モノクマだった。

モノクマは彼らを学校に監禁することを宣言し、唯一の脱出方法として以下の条件を述べる。


誰かを殺して完全犯罪をなしとげれば解放されること

犯人以外の生徒は真相を突き止めなければ死亡すること


こうしてお互いの疑心暗鬼の中「コロシアイ学園生活」が始まるのだった。


PSPで発表されたゲームのリマスター。

システム面での改良やおまけモードの追加が行われた。

 コンパクトにした『逆転裁判』といった感じです。

 調査パートが30分もかからない程度、裁判パートが1時間から2時間といったところでしょうか。

 いったん裁判を中止して調査パート再開ということもほぼありません。


 調査パートではマップを移動し、現場周辺を調べることで証拠品を集めていきます。

 マップのどこに行けばいいのかは明確に告げられ、三角ボタンを押すことで室内の調べることができる場所も全て明示されます。

 この手のゲームでは伝統的である“闇雲にカーソルを動かして調べられる場所を探す”という要素は極めて薄く、必要な情報をプレイヤーに渡すだけのパートです。

 この手のモードは思考の要素がなく手間だけを要求するのが嫌いだったため、個人的にこの作りは高く評価しています。

 “まともにやらせてもどうせおもしろくならないんだから、最初から答えを教えてしまえ”という逆転の発想と言えるかもしれません。


 裁判パートは参加者全員がディスカッションする「学級裁判」となっており、議題に対して様々な推理が語られます。

 プレーヤーは各々の発言に手持ちの証拠品から矛盾するものを突きつけることで議論を進めていくのです。

 逆転裁判では証拠品すべてから選ばなければいけないのに対して、本作ではゲーム側が2〜5個程度の証拠品を選び出してくれてその中に正解があるという形になっています。


 一方、逆転裁判では通常のテキストアドベンチャーとして証言を好きなだけ進んだり戻ったりできますが、ダンガンロンパではリアルタイムで議論が進行します。

 矛盾する発言が出てきたら速やかに行動しなければいけません(取りこぼしても会話は最初に戻りますが制限時間があります)。


 また議論中に他の人物の発言が被さってきて目当てのセリフを撃つ前に排除しなければいけない「サイレンサー」や

 証拠ではなく議論中に出た発言を引用して別の発言にぶつけることで論破する「キャプチャー」

 まちがった発言を探して「論破」するだけではなく、正しい情報を探して「同意」する(これは2から)など様々な行為が要求されます。


 出てくる謎の1つ1つは簡単なのですが、手早く正解を重ねていく必要があるといった感じです。

 こうして1つ1つの議題に答えを出していくことで事件の全容を把握していくのは、ディスカッション形式での推理を上手に再現しており、プレーヤーの誘導としても有用です。


 難点としては、この時代のオタクコンテンツの流行病のようなものなのですが寒いパロティと下ネタがキツイです。


 例えば高校生ギャンブラーであるセレスとの会話では“嘘つきの王者を決める大会で天才詐欺師の青年と正直者の女性のチームに会った(ライアーゲーム)”、“地下将棋でメイド服を着たポッチャリ女性と対局した(ハチワンダイバー)”とくどくど元ネタを説明しているだけでなにもおもしろくありません。

 ある意味このしょうもなさは“高校生の会話”感が出ているといえば出ているのですが。


 下ネタに関しても、各キャラクターとの友好度を深めた証として手に入るアイテムがなぜかパンツです。男だろうが女だろうがパンツです。


 難点その2がモノクマガチャです。

 ゲームを進めると手に入るコインでガチャを引いてアイテムがゲットできるのですが、コインが何十枚と手に入るのにガチャは1回ずつしか回せないので大変面倒くさいです。

 コインを入れる枚数を決めて、決定ボタンを押して、演出を見て(丸押しっぱなしで早送りになりますが遅い)を100回以上やるはめになります。

 アイテム自体はキャラクターの好感度をあげる程度にしか使わないため無視しても構わないのですが、コインの使い道がこれとギャラリーモードの解放ぐらいしかないため結局やるはめになります。

 コインを複数枚入れればアイテムのダブりを回避できるというシステムはいいのですが、ダブり率90パーでも10枚入れて率を下げるより1枚を10回回して10パーにかける方が当てやすいため意味がありません。

お付き合いいただきありがとうございました。

おもしろかった、という人は評価か感想でリアクションいただけると嬉しいです。


また、PC用のゲームを紹介する『Steamのおすすめゲーム紹介』(N5068JF)の投稿を始めました。

SteamとPS4で共通のゲームもあると思いますので、よければ読んでみてください。

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