第四話 四人目の共犯者⑤
「ちょっと待った!!!」
『 !? 』
レモンは再びカルーゲを止めた。全員が驚いて彼を見る。
「ハァ!?流石にもうキレますよ!?」
もうキレてるだろ、とツッコミたくなる左右多だったが、ナイフを見てとどまった。
「あのリーダー?さっきから何のつもりですか!?」
「いや、なあ?俺も前から思ってたんだけど……」とレモンは目を泳がせる。
「はぁ?――なら早く言ってくださいよ……」
「じゃ、じゃあ言うわ。そのナイフ……そのナイフダサくね?」
『 !? 』
レモンの告白に皆が固まった。左右多も、カッペリもカルーゲもポテトフライも。
「え……ちょ……だからこの間も言っ――」とカルーゲは動揺しながら沈黙を破る。
しかしレモンへの反論を、
「――ああそれ、私も前から思ってたんですよね。そもそもどこで買ったんですか?」と同意によってポテトフライが打ち消した。またメガネのレンズがキラリと輝る。
「いや買ったんじゃねえ!このナイフは親から子へ、子から孫へと受け継がれる――魂だ!勿論売らねぇからな!非売品非売品ッ!!!」
カルーゲの矛先はポテトフライへ向かっていく。
「あー分かった分かった……。そうだな。うん、そうだな」
やれやれと言った顔で二人を止めるレモン。
(いやテメーが発端だろ!?)と左右多は心の中でツッコんだ。
「じゃあ見てろよ!このナイフの力を……!」 とカルーゲはナイフの先を左右多に向けた。
「えっいや?俺?」と左右多は言うが誰も答えない。
路地裏に再び緊張が訪れる。




