表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホルンの魔法  作者: spring♪
23/28

♪ホルンパート


「桜田さん…。」

「はいっ!」

「…ホルンパートです!」

「はいっ…。」


ドキドキしすぎて言われた時は実感があまり湧かなかった。

でも、どんどん嬉しさが込み上げてきて心の中は満開だった。


ホルンパートになれたんだ。

ホルンパートに入れたんだ。

2人の笑顔を見られるんだ。

2人の中に入れたんだ。

今日からホルンパートの一員なんだ。

ホルンパート、桜田陽か…。


気がついた時にはもう合奏室について、発表されるところだった。

先生が「発表します。」と言った途端、緊張した空気が流れた。


先輩達が「あぁー」とか、「ふぅー」とか言っていたら須川先生が、

「1番緊張しているのはこの子達なんだけど。まぁ、そのピークは終わったけど。あなた達が緊張してどうすんのよ?いいですか、発表して?!」

先輩達が苦笑して、少しすると辺りがしーんと静まった。


「神谷紗綺、髙木世梨渚!」

「はい!」

「クラリネット」

「「よろしくお願いします」」


「若田瑠実」

「アルトサックス」

「よろしくお願いします」


「播本莉々奈、レナルドマリヤ」

「トランペット」

「「よろしくお願いします」」


「桜田陽」

「はいっ!」

「ホルン」

「よろしくお願いします」


顔を上げると、2人の先輩がキラッキラの笑顔をむけてくれていた。


「佐藤いずも」

「トロンボーン」

「上原怜音」

「ユーフォニアム」

「髙原萌香」

「チューバ」

「小山杏実那」

「パーカッション」


全員の発表が終わると、1年生はそれぞれのパートへと移動した。


ホルンパートのところへ行くと、春山先輩が私に「やっぱりホルンパートだったね、これからよろしくねっ♫」と声をかけてくれた。


私は2人にむかって、2人に負けないような笑顔で「よろしくお願いします」と言うと、2人の真ん中に座った。


春山先輩と目があった。

そこには、その目には私がいっぱいにうつっていた。


その瞳を見たとき、私は初めて春山先輩に魔法をかけられた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ