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生まれ変わったら その2

また読みに来てくれてありがとうございます。

スマホで投稿してるんですけど、改行が

上手くできてなくて悲しいです…

どうすればいいのか分からなので、とりあえず

頑張ります。あ、話は前回の続きです。

30分ほど運転して到着。

田舎にある古びたレンタルショップ。

貸ビデオ屋という名前だが、今のこの時代

DVDもブルーレイもレンタルしてる。

店長が言うにはこの名前で覚えて貰ってるから

変えたくないというのが本音らしい。決して

めんどくさいからとか、看板の修理費がとか

いう話ではないらしい。…そっちの方がより

本音のように聞こえるのは気の所為。

一応スタッフ用の空き駐車場に止めて、

缶コーヒーとタバコだけ持って車から降りれば

建物の傍にある影に入ったベンチに座る。


「もう夏だな…暑すぎる。」


流れる汗を腕で拭い、空を見上げると雲一つない快晴。影に入ると吹き抜ける風で少し涼しくなるが、

すぐに止まって気温と熱気で汗が止まらない。

正直夏が一番キライかもしれない。

そんな風に考えながら持ってきたタバコを1本

取り出して咥えて火をつける。

暑くても吸いたくなるのは何故だろうか…

そして、コーヒーが合うのもどういう理屈なのか。

何回か吸って、コーヒーを飲む。この仕事前の

ルーティンのようなもので、色々考えても結局

美味いからまぁいいか。考えるの辞めた。


「ふーー…よし、行くか。」


しばらく特に何も考えずタバコを吸えば根元まで吸って火を消し、携帯灰皿に入れるために車に戻る。

最初に出てきた時に持ってくれば良かった。

缶コーヒーも飲み干してゴミを片付ければ

リュックを持って店に入る。


「おはざっす。」

「おはようございます。あ、古町(ふるまち)くん先に来てるんで事務所開いてますよ。」

「了解っす。」


正面から入って午前に入ってるスタッフの

川下(かわした)さんに挨拶。川下さんは数少ない先輩で

尊敬出来る人で、ゲームの趣味も合う。

いつもは鍵を受け取って事務所に向かうが

同じシフトの子が先に来てるらしくそのまま

向かった。


「おはざす、早いね古町くん。」

「あ、おはようございます。僕もさっき来たばっかりですよ。暑いんですぐに入っただけです。」

「分かる。めっちゃ暑いよな…まぁタバコ吸うために外出なきゃいけないんだけど。」

「辞めた方がいいんじゃないんですか?」

「悩んではいる。」


事務所に入るとパソコンの前に座ってシフトや

今日の業務内容確認してる古町くんが居た。

他愛もない話をしながらリュックから制服を取り出し、着替えてリュックをロッカーにしまって古町くんの隣に座る。


「今日何かあったっけ?」

「今日は…と、型落(かたお)ちそれの商品化ですね。」

「マジかぁ…川下さんがどれくらいやってくれてるかで変わるなぁ…」

「大丈夫だと思いますよ、川下さんなんで。」

「…大丈夫か、川下さんだもんな。」


この川下さんへの信頼度。それもそうだろう。

この店で一番長く働いてるスタッフで

時折ワンオペを任される人だ、強い。

…防犯上ワンオペはダメだと思うのは別の話。

そんな話をしながらタイムカードを打ち、

店内に戻って事務所の鍵を閉めてレジへ。


「「おはようございます」」

「おはようございます。今日は型落ちが結構あって、

回収自体は終わってるんですけど…電話対応とか、仕入れと品出しで商品化まで出来てなくて。(あおい)さんお願いできます?」

「了解です。パソコンのデータ変更からです?」

「そうです、ちょっと手間だと思うんですけど…」

「いやいや、いつも川下さんに世話になりまくりなんでこれくらいは任せてくださいよ。」

「いやぁ、ごめんなさいね。…じゃあ僕は先に上がりますね。お疲れ様でした。」

「「お疲れ様です。」」


挨拶してすぐに業務引き継ぎ。確認した通りの仕事で

面倒な商品回収は終わらせてくれてるらしい。

流石川下さんだ。今日中に終わる量なので分担して

早く終わらせよう。


「じゃあ、俺がレジ見ながらデータ変更するから古町くんは返却お願いしていい?」

「分かりました。」


商品化は2人とも出来る作業なのでデータ変更を

してる間に返ってきたレンタル商品を元の場所に戻してもらう。お互いに量が多くないので早く終わりそうだ。


「ではではお疲れ様でした。暑いんで気をつけて。くださいね?」

「お疲れ様です。川下さんも気をつけてくださいよ?」


着替えて出てきた川下さんから鍵を預かって、

暑すぎる外を見て笑いながら帰っていった。

作業に戻ればカタカタとパソコンで商品番号を入力してレンタルから型落ちに変更、登録して…というのを

一本ずつ繰り返していく。他所の店はどうか

わからないが数が多いお店は大変だろうな…なんて

考えているとすぐに終わった。やっぱり慣れると

簡単だな。そのうち古町くんにも教えないと。


「葵さん、返却終わりました。」

「お、ナイスタイミング。こっちも終わった…けど、一応入力ミスないか確認するから少し待ってね。」

「了解です。」


くだらない考え事しながら入力したせいで

不安が残る為確認し始める。

それが終わるとDVDを1箇所にまとめて、

カウンターの中の棚から袋を出す。

型落ちはいわゆる全然貸出がない商品を

中古商品として購入出来るようにする事だ。

商品パッケージの紙と中のディスクを取り出した

袋に入れて外側のケースは古くなった物と交換

出来るように棚に置いておく。

購入出来る商品として袋に入れる加工作業を

商品化という。レンタル商品と中古商品は

バーコードが違うのでレンタルのバーコードは

剥がすか上からシールを貼ったりする。

専門的な知識がいらないので、入ったばかりの

新人さんもこの作業を早めに教わる。


「…そういえば、親父と話してたんだけどさ

古町くんは生まれ変わったら何になりたいとかある?」

「えっ………難しいっすね。」


驚いた顔で見つめてくる。え?俺そんなに

変な話振ったかな?割と定番じゃない???

シールを貼ったり袋に入れたりと単純な作業で

話題があると楽しいかと思ったが…予想外の反応に

戸惑ってしまう。そこから作業続けながら

真剣な顔で悩む古町くんを見てると思わず笑ってしまう。


「ちなみに俺はシロナガスクジラね。…そんなに難しく考えなくていいよ、ただの雑談だぜ?」

「ん〜…いや、分かってるんですけどね?ほらその…死んだ後の事ってあまり考えないし難しくないですか?」

「いや真面目か。」


そうだった。古町くんは歴史研究する大学生で

めちゃくちゃ頭が良いんだ。だから何かと

真面目に答えようとするんだ。普段ゲームの話する時とかにふざけた発言するけどめちゃくちゃ真面目なんだった。盲点だったなぁ…


「いや、本当になんでもいいよ?また人間になりたいとか、次は女の子になりたいとか、鳥とか、俺みたいに海洋生物とか…」

「…あ、強いて言うなら…木を渡ったりしたいですね。」


…???

一瞬作業の手も止まるくらいに困惑した。

木を、渡る?ん?どういう事だ?


「えっとそれは…猿的な話?猿になりたいって事?」

「まぁ、そうですね。猿じゃなくてもいいですけど軽快に腕で木と木を移動するって楽しそうじゃないですか。」

「なるほど…?でも、人間のままでも雲梯(うんてい)があるからそれで良くね?」

「いやいや、綺麗に整頓された場所じゃなくて、ジャングルとか森の中のけもの道的な所の方が楽しくないですか?」

「あ〜…まぁ、未開の地の探索が楽しそうなのは分かる。」


納得したが理解しきれてない部分もある。

話を聞く限りその能力が自分にあるなら

生まれ変わらなくてもいいとも聞こえるし…

こ、これがIQに差があると会話できなくなるって

やつか…?俺の頭が悪いばかりに…

そんな話をしていれば商品化が終わりコンテナにまとめて放り込む。


「じゃあ僕出してきますよ。」

「え?あ、あぁ…お願いします。」


呆気にとられて古町くんが中古商品の棚に商品を

並べていく。それもすぐに終わりそこから閉店時間までレジをしたり店内掃除したり…いつも通りのバイトだった。

店が終わると鍵を閉めてレジのお金の確認、店内の電気を消したり、作業完了報告などを行って事務所に入る。


「いやぁ…疲れたな。大した仕事はしてないけど。」

「分かります。基本立ちっぱなんでしんどいですよね。」

「ね、商品化の時くらい座らせてくれよって思うけど…まぁ、お客さんが入ってきたらサボってるみたいに見えるんだろうな…何も知らないからね。」

「ですよね、まぁ諦めるしかないですよ。」


制服を脱いで片付けしながら他愛もない話。

タイムカードで退勤入力してセキュリティをセット。

すぐに店を出てシャッターを下ろす。


「んじゃ、お疲れ様。暗いから気をつけてな。」

「はい、お疲れ様です。」


帰っていく古町くんを見送り、外のベンチに座って

一服。仕事終わりのタバコは染みるねぇ。

それにしても結局生まれ変わったら何になるかって

決まらなかったな。猿なのかな?チンパンジー?

ゴリラ…は地上移動か。オランウータンとか?

…霊長類では居たいのかな。現実的すぎる気もするけど。なんて考えていたら二、三本吸った事に気づき

大きくあくびをしながら車に乗り、帰っていく。



次回は特に考えてません。

ネタが浮かんだら書きます。

読んで頂きありがとうございます!

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