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スチームパワード アドベンチャー ミアとビアンカ  作者: ELWOOD CRAFTWORKS
第一章 覚醒と陰謀

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第一章 主な登場人物

主要人物


ミア・デラ・フォルトゥナ


 猫族ケット・シーの少女発明家。ネオ・ジェノバの工房「Laboratorio Della Fortuna(ミアの工房)」を営む。父エンリコの影響で幼い頃から機械いじりに親しむ。小柄で、身長はビアンカの胸元ほど。

 古代文明の技術に深く関わっており、ブレスレット、量子AIプロセッサー、小型蒸気リアクター、スチームパック、猫型スチームバイク「コラージョ」などを扱う。

 国家保安情報局と臨時協力関係を結び、のちにローマン共和国との特別技術提携契約を締結。第一章終盤では、父エンリコの名誉回復に向き合う。


ビアンカ・アンドリーニ


人間の女性。元ローマン共和国海兵隊伍長、狙撃手。 イーストウォール紛争で住民避難に貢献し、大統領勲章を授与された過去を持つ。戦場で少年兵を撃った経験を心に背負っており、紛争後に除隊。

 現在はスチームハンターとして活動し、ミアの相棒となる。冷静で現実的だが、ミアを強く気にかけている。後に国家保安情報局ネオ・ジェノバ支局構想で、特命課主任相当の特別契約職員となる予定。


コラージョ


 ミアが製作した黒猫型スチームバイク。蒸気核と小型蒸気リアクターを併用し、自走・自立が可能。ミアが乗っても足が届かないが、自立制御により運転できる。

 猫族のゴロゴロ音に似た音で意思表示し、ミアとはブレスレット経由でかなり明確な意思疎通が可能。内部に量子AIプロセッサーを搭載し、視覚センサー、警戒機能、共振制御、メモリニウム製の変形尾部などを備える。

 本当の由来や人格については、第一章時点ではミアがまだ伏せている。


国家保安情報局関係者


サム・ウエストレイク


 国家保安情報局のエージェント。元海軍水偵パイロットで、飛行艇の操縦も担当する。冷静沈着で分析力が高く、ミアとビアンカを特命チームに引き入れる。

公聴会や偽装作戦の中核を担う。バーナード局長からの信頼も厚い。ネオ・ジェノバ非公式支局構想では、支局長兼特命課長に予定される。


セントジョン・バーナード


 国家保安情報局局長。大局を見て動く老練な人物。ミアの技術の危険性と価値を早い段階で見抜き、彼女との協力関係を模索する。「技術は支配ではなく破滅回避のために使うべき」という考えを持つ。

 大統領、国防大臣にもミアの重要性を伝え、ローマン共和国との特別技術提携契約を主導する。


ハルフォード・クエンティン / Qじい


 国家保安情報局装備開発部の主任技術者。双方向無線機、飛行艇、各種装備の開発者。ミアとは技術者同士として相性が良く、よく掛け合いをする。事故船の押収品や飛行艇爆弾を科学分析し、公聴会で重要証拠を提示する。

 ネオ・ジェノバ支局構想では、特殊装備開発部長に予定される。


フローラ・ダルトン


 犬族クー・シーの女性エージェント。長身で細身、黒毛のロングヘア。サムが信頼する優秀な情報局員。ディクソンへの接触、エレンとの格闘、ディクソンの母親保護、地下保管庫でのコラージョ防衛戦などで活躍する。

 冷静で気配りもでき、ミアやビアンカのドレス準備にも関わる。ネオ・ジェノバ支局構想では主任に予定される。


ロイス・レーゼンビー


 白毛の猫族の女性。バーナード局長の秘書。長い金髪を上品にまとめた、背の高い猫族。初登場時からミアが身長を意識する相手。

 第54話ではフローラとともにミアとビアンカをドレス姿に仕立て上げる。


ジョー・スミサーズ / ジョーズ君


 国家保安情報局の護衛。非常に大柄な男性。ミアから「ジョーズ君」と呼ばれる。初登場時はソウジロウを不審者として羽交い締めにしていた。

 第一章終盤ではミアの工房を警備し、掃除好きで整理整頓が得意な一面を見せる。その後も警護任務で工房一階に同居することになる。


技術者・協力者


ハンス・モレンカンプ / ギヤ爺


 ベテラン整備士。左義手を持つ。ミアからは「ジジイ」と呼ばれるが、信頼されている。北方採掘場の元所長でもあり、公聴会で増幅路暴走事故について証言する。

 革のロングコート姿が定番だったが、公聴会用にフローラから特注スーツを着せられ、ミアに「マフィアのボス」とからかわれる。

 ネオ・ジェノバ支局構想では、特命課員兼装備開発部主任技師に予定される。


ヨネダ・ソウジロウ


 スメラギ出身の犬族男性。バイクメーカー「ヨネダ技研」の社長兼技術屋。ローマングランプリに4サイクルバイクで参戦し、ミアの助言により決勝で勝利。後に感謝の印として、ミアに小型スチームバイク「スーパードリーム号」を贈る。


ヨネダ技研のメカニックたち


 ソウジロウの従業員。犬族、猫族、人間がいる。レース遠征中の倉庫で生活し、当番制で食事を作っている。ミアたちにオカカおにぎりと味噌汁を振る舞う。


ローマン共和国政府・軍関係者


ウィリアム・マーティン大統領


 ローマン共和国大統領。イーストウォール紛争後、ビアンカに大統領勲章を授与した人物。第一章終盤でミアと面談し、彼女との技術提携契約を進める。ビアンカの除隊を気にかけており、晩餐会でも彼女に言葉をかける。


セルジオ・リメンタニ国防大臣


 犬族の国防大臣。バーナードとは陸軍時代からの旧友。大統領と共に、飛行艇消息不明の偽装作戦やミアの技術提携について協議する。

 最初は「個人と国家の契約」に驚くが、ミアの重要性を理解していく。


リカルド・ヴァレンティ


 資源管理局長。猫族。小柄だが威厳ある実務型官僚。安全管理と現場を重視する人物。公聴会では、資源管理局の問題を認めつつも、外国資本への安易な売却に反対する証言を行う。


資源管理局関係者


エドガー・ディクソン


 資源管理局開発部長。十年前のネオ・ジェノバ開発部研究所事故で、エンリコ・フォルトゥナに責任を押し付けた人物。

 当初はジュリアードに従っていたが、罪悪感に耐えきれず、ミアとの面会を経て公聴会で真実を告白する。エンリコの名誉回復に大きく関わる。



ジュリアード


 資源管理局局次長。資源管理局民営化を進める黒幕の一人。アーリア・インダストリーと繋がり、事故や隠蔽工作に関与する。

 十年前の事故では研究所長として責任をエンリコへ押し付ける流れを作った。公聴会で追い詰められ、陰謀が露見する。


エンリコ・フォルトゥナ


 ミアの父。故人。資源管理局開発部の主任研究者で、優秀かつ誠実な技術者。大型蒸気タービンの設計者としても知られる。

 十年前の初期型リアクター試験事故で、部下たちを救おうとして死亡。事故の責任者にされていたが、第一章終盤で名誉が回復され始める。


フランチェスカ・フォルトゥナ


 ミアの母。猫族。エンリコの妻。ミアと同じ白黒毛の猫族。第58話で、ミアから公聴会と父の名誉回復について報告を受ける。エンリコが危険な実験を押し通す人ではないと信じ続けていた。


アーリア・インダストリー / デアベルドミッテ関係者


エルンスト・ヴァイス


 アーリア・インダストリー側の実行責任者。事故船工作、証拠隠滅、ミアとコラージョの確保計画などに関与する。最後はアーリア本社やデアベルドミッテ側からも切り捨てられ、エレンの手で射殺される。自殺に見せかけられる。


エレン・シュミット


 表向きは通信社記者。実際はデアベルドミッテ国防軍情報部少佐。アーリア側と協力しつつも、独自の判断で動く冷徹な諜報員。情報局本部への侵入時にフローラと格闘。

 最終的にエルンストを処分し、自殺に見せかける。


クラウス・ベルガー


 アーリア・インダストリー本社幹部。ブランデンブルグ支店でエルンストやエレンと会談する。本社への責任波及を避けるため、現地法人の独断として切り捨てる姿勢を見せる。


フリードリヒ・クライン


デアベルドミッテ側の協力者。スチームライナー事件でサムたちと接触した人物。ミアやコラージョの異常な技術力について、アーリア側に情報を流したとされる。


ブリタニア関係者


スチュアート・チェンバレン


ブリタニア共和国諜報部員。ニューバーミンガム島でサムたちを出迎える。アーリア・インダストリーの動きを警戒しており、サムたちに情報提供する。信用しすぎるべきではないが、有益な協力者。


イーストウォール紛争関係者


ロレンツォ・アンドリーニ


ビアンカの父。元ピエトロ王国軍兵士で、ネオ・ジェノバの靴職人。ビアンカにライフルの扱いを教えた人物。戦場経験から、ビアンカの海兵隊入隊には強く反対していた。

「一度撃った弾は二度と戻らない」という言葉は、ビアンカの心に深く残っている。


マリア・アンドリーニ


ロレンツォの妻でビアンカの母。ビアンカの海兵隊入隊に心を痛める。第一章時点では詳細な描写は少ないが、ビアンカがいつか向き合うべき家族として示されている。


ポーリー・マンシーニ


 犬族の若い海兵。ビアンカの観測手。明るく調子に乗りやすいが、忠実で優秀。短機関銃を携行している。

 イーストウォール紛争でビアンカと行動を共にし、サンタマリア解放後にはカンノーリを配る。後に除隊したら再会しようとビアンカと約束する。


少年兵


 ピエトロ王国軍の少年兵。鉄橋爆破工作中、ビアンカに撃たれる。ビアンカは殺さず止めようとしたが、跳弾により致命傷を負わせてしまう。

 最期に「お母さん」と叫び、ビアンカの心に深い傷を残す。


ビアンカの小隊長


 イーストウォール紛争時のビアンカの上官。ビアンカの能力を認め、戦後には士官学校進学を勧める。少年兵の件でビアンカの苦悩を理解しつつ、除隊の意思を受け入れる。


その他の人物


アントニー / トニー


 ネオ・ジェノバのカフェ「Antoni Genova」の店主。ミアとビアンカの行きつけの店。マリトッツォやカンノーリなどで登場する。第57話で帰還したミアたちに声をかける。


ギヤ爺行きつけのバーのマスター


 ネオ・ジェノバのバーの店主。帰還したギヤ爺に声をかける。ギヤ爺の飲み仲間的存在。


大統領夫人


 大統領晩餐会に出席。大統領夫妻としてミア、ビアンカと写真に写る。


オルドリッジ上院議員


 民営化推進派の上院議員。公聴会で、事故船工作を資源管理局内部の反体制的行動として処理しようとする質問を行う。


古代文明関連


観測者の代理/古代文明のアーカイブAI管理者


 ミアにブレスレットや量子AIプロセッサーを渡した存在。第一章時点では、正体はまだ伏せられている。ミアはこの存在から、世界が技術の転換点に入ること、自分が観測対象者になることを告げられている。


ビンセント・アンドリーニ


 観測者の代理に関係する存在として、古代文明のアーカイブAI管理者のうちの一人。AI人格パーソナリティとして、ミアの記憶に現れる名前。ビアンカと同じ「アンドリーニ」の姓を持つ。コラージョの名付け親として、本当の由来にも関わるが、第一章時点では詳細は伏せられている。


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