7話「信仰都市 グレアズ2」
俺がテルちゃんとグレアズの門の前で並んでる時にそれは起きた
「魔獣が出たぞ!【術魔狼】だ!戦える者以外は逃げろ!」
「なに!?術魔狼!なんでAAクラスの魔獣がここにいるんだよ!」
そりゃ門の外にこんな列作ったら魔物の一匹二匹来るだろ
「ゼロノファクト様、どうなさいますか?」
「うーん、面白そうだから見てようか…《神術 五乃型【透化】》 これでゆっくり見てられるね」
「あの、神術って何の型まであるんですか?…」
あー、やっぱり中級天使だと神術見るのは初めてか
何の型までかぁ、一様神術は上級天使ならほぼ全員使えるけど、神と天使じゃ型の出来るはばが違うからなぁ
ここは天使基準で答えるべきかな?
神も話しとこうかな
「天使長のウリエルなら七十乃型まではあるかな、俺は百乃型までしか使えないけどニゲラとかはもっと使えるんじゃないかなぁ、まぁ俺には水帝術、炎帝術、とか色々あるからねぇ」
「貴重なお話ありがとうございます」
「ほら、それよりもなんか魔獣と兵士みたいのが戦ってるよ」
視線を向けた先では
巨大な黒毛と赤毛が混ざった狼が兵士らしき者と戦っている
先程から「あれが王都の第三試練兵か」「冒険者はこないのか」「第八試練兵は術魔の森に調査に行ってるらしいよ」「うわーマジか、自殺行為じゃん」等の声からあれは第三試練兵とやらなのだろう
俺は試練兵じゃなくてちゃんとした騎士来いよと思ったが、この都市には騎士がいないのか?門番どうしたし。
派遣しろよと思ったが、王都がたかが魔獣一体に騎士を派遣するわけにはいかないよな
にしても連携は取れてるけど攻撃がまったく通じてないな
ほらテルちゃんだってさっきからプルプルしてるし…………プルプル?………え?
「どうしたのテルちゃん?」
「いやぁ、あのクソ人間はなにをチンタラしてんぢろうな思ってですねぇ」
「え…テルちゃん?…口調どうした…?」
え、凄い口が毒舌になってるし
どうしたんだ…
「イライラするんですよね、ああいうのみてると…………」
「テルちゃん…どうしたの口調変わってるよ」
「ハッ!…これは失礼いたしましたゼロノファクト様…どうかご容赦を」
「あぁ、いや何もやんないけど、どうしたの?」
「えっと、自分のあの試練兵へのチマチマした戦いへのイライラが…」
「あぁ、そうテルちゃん行ってもいいよ?」
次回、テルちゃんチートかも?




