礼節
8/1 16:47
『……ぺぺろんちーの!!』
「!?」
目を開けると体格のいい半袖の白衣を着た大男がびっくりした顔でこちらを見た
「大丈夫かい?」
そう言いながら大男は僕が横になっているソファに近づいてきた
「【栗栖 赤人】だ、このラボで助手をやっている宜しくな」
辺りを見回す
見覚えのある部屋だ あぁ最初に通されたリビングだ
横になったままガラステーブルの方へ目をやると
透明のコップになみなみと注がれた緑色の液体が置いてあった
そしてナイスバデーはいなくなっていた…
僕は…エレベータのドアに挟まれて…それから…気を失ってしまったのか…
力を込めて何とか上体を起こしてみたが
まだ頭が若干くらくらする
「ぶりしばくていい ぼちついたら いっほに へんひゅうひつに ふかほう」
バリィバリィッと南部煎餅をかじりながら大男は言った
彼が僕をここまで運んでくれたのだろうお礼をしないと
僕は勢いよく立ち上がるとガラステーブルの脚に右足の小指をぶつけた
激しい痛みが僕を襲ったが何とかこらえ左足一本でぴょんぴょん跳ねながら言った
『物を食べながら喋るなぁ!!』
「そういうの…嫌いじゃないぜ」
そう言うと半袖は肩を貸してくれた
僕らは研究室へと向かった