思い出に決着を
「みんな!!」
「リメンバーズチーム参上!!」
「お前たち……っ!!」
司令官はみんなより少し前に出た
「ルイン 皆それぞれ言いたいことはある けど、お前を倒さなければ なにも始まらないんだよ」
「司令官…っ!!」
俺は思わず、下を向いてしまった
察したかのように、純は前に出た
「みんなそれぞれ言いたいことはある、両親や、親友、ライバル…みんなそれぞれこの能力者の戦いで死んでいる やはりどれも滝の親父さん…貴明さんの爆発とみている」
俺は純の話に背筋が凍った
「だが、死んだ者は、返ってこないんだ、どんなに、恨んでも…っ!!」
「純…、いや、みんな…ほんとに…ごめんなさい……」
俺は今すぐにでも泣きたかった
しかし、泣いたらルインとの一騎打ちが出来なくなると思い、なんとか肩を震わせながらも堪えた
「滝 泣くのを我慢するな」
「智嬉…」
「謝っても、死んだ人間は帰ってこない、ふ、ふふ…人間は呆気なく死んでしまう」
ルインは不敵に笑う
俺は智嬉に抱きついて、不覚にも大粒の涙を流してしまった
「ごめん…智嬉…涙が、止まらな…」
「あんな映像を見た後だ…よく我慢した 貴明さんは、本当は自爆なんかしないで倒したかったんだろう、カルテー二を」
智嬉は更に俺をきつく抱きしめた
「兄貴…」
「圭介、ごめん…頼りない兄貴で…」
圭介も俺の頭を優しく撫でる
「ううん、俺も、兄貴がこんなになるまで戦えなかった自分を悔やむよ 俺たちの親父の分まで、最後まで戦おう?兄貴」
ルインはまさか俺が立ち上がれると思わなかったのか、目を大きく開いた
「くそっ……戦意喪失させて、あの時と同じように爆発させようとしたのに!!」
「そんなことは俺が許さない!!また罪のない人達が戦いに巻き込まれる!!」
トヴァースも慌てて抗議する
「ルイン、もう争うのはやめてくれ!!」
ジュン・タルナさんもルインに訴える
「蒼山家をぶっ潰すまでは、私の戦いは終わらない!!あの時、息子に力を託さず、貴明が死んだら、貴明の力は、私の手に…!!」
ルインは細くとてつもなく長い銀色の棍棒を俺に突き出した
「なにをする気だ!!」
智嬉は俺を必死に守る
「死ね…蒼山滝… 」
俺の目の前に白く丸い球体状のエネルギーを生み出した
「滝!!伏せろ!!」
トヴァースが慌てて大声を出した弾みで、俺は智嬉の腕の中から逃げ出した
「親父の力が…」
俺は棍棒を銃に見立て皆の前で構えた
「"爆炎大砲"!!」
「"能力吸収"!!」
ドォォ――!!
周りには俺たちの技のせいで放った衝撃波で皆耐えることに必死だった
「くっ……強い力だ……っ!!」
「滝は…っ」
俺も必死に棍棒で衝撃波に耐えた
「無事だったか!」
「俺を殺すなら…本気で殺して… 俺も、本気で戦うから」
「兄貴!!」
陽仁は俺の発言を聞いて三節棍を構えた
「貴方のその言葉を聞いて、安心しました 俺も、戦います!!」
「みんな、力を貸して欲しい!!」
「了解!!」
ルインは更にパワーを発揮させた
「来るならさっさとかかってこい!!」
「ルインと戦ったら、この世界がなくなってしまうかもしれない…親父の爆発が本当なら… でも、戦うしかないんだ…!! 」
その時、遠くから聞き覚えのある声が聞こえた
「待ちたまえ!!」
「誰だ!!」
現れたのは、ロダ様だった
「ロダ様!!」
司令官も驚いた様子だった
「ロダ様!!いけません、あなたが、戦いに参加しては!!」
トヴァースも必死にロダ様を庇う
「この戦いは…私が終止符をつけたいんだ…分かってくれ…」
「ロダ様…」




