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魔法の虚(クーシュ視点

【クーシュ視点】

 ここに集まった冒険者の多くは、少年の様に希望や夢を見ている人ばかりなのかもしれない。(私たちと同じなんだと思います)


 そんなことに思いを馳せていると、突如、背後で不穏な声が上がりはじめ――


「キャァアあぁぁぁあ」


 私が構えるを取る頃合いには、そこには既に交戦状態です。(いったい何が!?)魔法は魔力でしか防げません。みんな杖や手を前にかざして、障壁を展開しています。


「何があったの?」


 トンガリ帽子の少女に話しかけます。


「分からない。後ろの方で急に爆発が起こった」


 今、魔力を変に練ろうものなら、敵視されかねない程にピリピリしているのが分かります。そして、それは突然でした。


 視界から光が喪失して、何も見えなくなったんです。(えぇぇ!?)


「いる?」


 慌てて声を掛けます。


「しっ。いま大きな声は危ない」


 トンガリ帽子の少女の傍まで、少女のローブを手探りに近くへ行きす。


「まずいことになってる。魔法の虚を突かれたのよ。魔法には善意も悪意もないから、こんなに集まった状態で突如放たれた魔法なら誰の魔法なのか特定出来ない」


 きっと実戦での魔法、私には何の魔法なのかさえ分からなくて、おどおどするばかりです。


「どうすればいいの?」


「そう長くは続かない、全力で障壁を張っていても良いのかもしれないけど」


 トンガリ帽子の少女と背中合わせで、障壁を張りながら――


「けど?」


「こんな魔法はオース様クラスには、効果を及ぼしていない。目的は私たちを混乱させることかもね。だとしたら、間違いなく間もなく起こるわ」

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