表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/319

カウントダウン07:04(カレン視点

【カレン視点】

「あんたが俺を合格にしてくれた。すまなかった――、ここで無意味に生きることを終えるところだった」


 彼が思い詰めているのが、あたいには痛いほど伝わる。彼にもまた――、あたいの嘘は伝わっていたらしい。


「何か訳があるのか?」


 あたいは時間も無いのに、彼に問いかける。きっと彼もまた訳ありなのだろう。


「クラリスを……俺の連れを、命を狙う追手から守れるところへ連れて行きたい。エスタは、市民権のある獣の血を引く者なんて許さないんだ」


 (きっと貴族あたりが、いたずらに関わっているに違い無い)つくづく世界は救われない――


「大丈夫だ。もう戻ることは無い――。ムーンロードを越えればそこには、エスタとは縁も所縁もないところへ続くだろうさ」


「――良かった。生きて良いんだな。クラリスは生きていて良いんだな」


 彼の頬に一筋の流れ星が落ちた。(光の差す方へ行こう。この光がどんなに小さくとも――)


07:04

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ