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制限時間:15分文字数:387字

目の前に広がる草原は青々としていて、その一本一本が実にうまそうだった。

俺は首を伸ばして、まずは舌先で草の尖りを確かめる。うん、張りがあって匂いもいい。

仲間は俺のゆっくりした食事の仕方がシマウマらしくないと馬鹿にするが、俺の一番の楽しみが食事なのだから仕方ない。食べてる最中に俺自身が肉食動物に食われても構わない。

母は、肉食動物が俺達を狙うのは俺達が生き生きとして活力に溢れて過ぎているからだと言ったが、草の方がよっぽど生命力に満ちている。魅力を知らない奴らは可哀想だ。

そよそよと風に身をくねらせる一株に、思いっ切り食らいついた。

「ふんっ……ッ!」

草汁が口中に染み渡って……こない。なんだ、この歯ごたえは。びくともしない。驚いて口を離して観察すると、草は何事もなかったかのように生えている。

不思議だ。

俺の背後にライオンがいるが、奴が何もしてこないのも不思議だ。

お題:かたい草

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