振り返るとアニメでV4だけ出てなくね?
2日目
二日連続の雨。 昔「雨はお天道様の小便が雲に溜まって落ちてきたもの」って嘘吹き込まれたなぁ。
だとするとお天道様脱水症状起きてない? 大丈夫? ずっと大雨だけど。 お天道様が脱水症状起こしたら天体のバランス崩れて地球が地球が大ピンチ。
そうなる前に地球を地球を守護るのだ。 本部は勇次郎だけじゃなくて惑星すら……あれなんかデジャブ。
雨の連続で寝てる重政も毛並みが良くない。 日向ぼっこ好きだもんね。 今日は全力で甘やかしてブラッシングしてやろう。
冷静になると俺も多少気力が湧かないな。 雨のお陰で普段よりかは涼しいが、やはり人間太陽の光を浴びないとダメなんだな。
なら俺は人間をやめるぞ! これで万事まじ快調。 ジョジョじゃなくてじょーじょーだったわ。
……なんかいつもより戯言のキレがいい気がする。 キレ良くても戯言に変わりないのかようんこと一緒じゃん。 誰がうんこだコラ。 腸内で硬くなって腹パンパンにするぞ。 うんこじゃねぇか。 汚いこと言うんじゃありません。
どうにか身体に力を込めてStand Up Stand Up。 僕は傷だらけドリーマー。 まさかスーパーの方?
連日の雨から来る脱力感にも俺は昆布出汁で抵抗して服を着替えて道場へ。 どこの昆布だろ。 利尻昆布かな。 今朝の味噌スープはどの昆布を使おうか。 あ、今利尻昆布しか無いんだった。 なんか色々と在庫が無いな。
買い出し行きたいけど雨降ってんだよなー
でも買い出し行かないと足りない物多すぎて厳しいんだよなー
でもやっぱ雨降ってるしなー
素晴らしいくらいやらない理由がぽんぽん出てくる。 雨降ってるだけでここまでやる気失せるとは流石だ。 流れてるのは石じゃなくて水だけど。 庭の鹿おどし解体しといてよかった。 雨の日めっちゃうるさいし。
……鹿いないのに鹿おどしの意味ってあるんか? つっても本来の意図で使ってる人少数だろうけど。
うわー道場ムワッとする。 今湿度何パーだ? パッパラパッパーか? こんな雨じゃ洗濯物の乾き悪くなっちゃうよ。
それでは元気な運動レディオ体操バージョンα! 普通に第一と言え。
残念ながら道場にCDプレイヤーは無いので脳内再生で補完。 ラジオ体操ってあんまやらんけど、不思議とどう動くか分かるよね。
小学の夏休みで毎日『ラジオ体操!』とかあったけど普通にやってないしな。 なのに動きが分かるのってもう刷り込みというか遺伝子に刻まれてる。
でも俺こう見えてハーフだしなー。 日本人と茨城人の。 茨城はいつの間に独立宣言したんだ?
レディオ体操が終わったら我がマッソーを高めるべくトレーニング。 トレーニングより鍛練の方がカッコイイ気がする。
鏡の前でちょっとポージングもしてみる。 うむ、首から下は完璧だ。 首から上は完璧なんて言葉じゃ表せないほど素晴らしい。
この美しき細マッチョ。 時々見せ掛けだったり実用的だったりするけど、そこはほら大人の事情って奴だろ。
特撮も「なんでお前そのフォーム使ってソイツに負けんの?」みたいなシーンよくあるでしょ? 後はほらアニポケってゲームだと弱い技でやりたい放題だし、そういう大人の事情でちょっとした矛盾が発生してるシーンを多々見かけるじゃん? 多々見かける言い訳を畳み掛けるな。
さて、動くか。 このままだと俺が鏡の自分に見惚れてるナルシストになってしまう。
……そういや今日は莇居ないんだっけか。 対人戦どうすっかなー
前はサンドバッグとか案山子相手にやってたけど、リアルなやり取りを知ってしまったら戻りにくい。 エロい事みたい。 かなり優しい言い方。
じゃあせっかくだしもっと分かりやすく正確に伝えるか。
こ******************(この発言は不適切すぎた為削除されました)
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朝飯食った後は部屋で優雅な夏休み。 我が愛猫兼猫畜生こと重政と戯れる。
宣言通りブラッシングしてやると重政は普段のツンデレが嘘みたいに素直。
所詮は猫、どれだけ知能が高かろうと貴様が猫である以上、猫の本能には逆らえないのだ!
……話変わるけど、「ニャンニャンする」って俺的には「猫と遊ぶ」って意味で使いたいのに世間的な意味が悪過ぎて使えないの悔しい。 どうにかして新しい熟語を作れないだろうか。
(じーーーーーっ)
そんな俺と重政のイチャイチャを超至近距離でじっと見ているもう1匹の猫畜生の事は無視しますね。 めっちゃ近いし。
構って欲しいならそう言えばいいのにずっと無言で見てるだけ。 顔の圧が凄い。 あと普通に顔近い。
(こっち見てー)
構って欲しいんじゃなくてリズム天国やってる可能性が出てきた。 テケテケテケですか? それともオラオラですかーっ!?
(NO! NO! NO! NO! NO!)
どうやら違うらしい。 なんで俺の脳内妄想と会話してんだコイツ。
(……重政ばかりズルい)
本格的に話しかけてきた。 紅葉ちゃん君のお口は食べる為だけにあるのかな? あ、人を罵る時にも使うね。
紅葉の意思は分かったが、もうちょっと泳がせたい気分なのでちょっとだけ流してみる。 重政のブラッシングで両手埋まってるし。
(……無視しないで)
紅葉が物理手段に。 おいツンツンするな。 お前は人差し指で突ついてるつもりだろうけど浸透勁になってるから。 筋肉の防御無視してるから。 防御無視するとかハザードかお前は。 ヤバーイ!
(…………)
紅葉がムスッと頬を膨らませてる。 ドライイースト入れて発酵したのかもしれない。 これは美味しいパンが焼けそう。
「どうだ、気持ちいいか重政」
「ゴロゴロゴロゴロ……(良きに図らへ)」
「…………」
紅葉ちゃん頭でグリグリしないの。
「ふ〜っ」
遂に耳責めまで。 おいうざったいからやめなさい。
「……かぷっ」
手で追い払ったら歯型残しに来た。 甘噛みがちょっとゾワゾワ。
「…………けっ」
ああっ! 重政が舌打ちして行っちゃった。 まだブラッシングの途中なのに。
「…………ムフーッ」
なんか紅葉が勝ち誇った顔してる。 なんなのコイツら。 飼い主取り合って喧嘩するとか最高の猫かよ。
「……次は私の番」
「ブラッシングならする必要は無いぞ」
何故なら紅葉ちゃん身体は人間なので。 寝起きでもないし風呂上がりでもないので髪はちゃんと整えてある。 今日も今日とてサラサラの銀髪ですぜ。
と、ボケてみたけど当然紅葉の要望は違う。 そういやボケてサ終しますね。
「…………」
紅葉は何もしない。 何か期待してる眼だ。
「……?」
「いやなんか言えよ」
しかし紅葉は何もしない。 ただただ目を見て待っている。
まぁそろそろ泳がすのもやめておくか。 これ以上は進まなくて面倒だし。
とは言え、紅葉の事だから「最近触れ合いが足りない」とかそんなだろう。 うん、振り返ると昨日は殆ど構ってない。 なんなら一昨日の夜から構ってない。
という訳で両手を広げて紅葉を正面からぎゅうタイム。 最初は優しく包む感じで。
「ぎゅー」
紅葉ちゃんご満悦。 こらスリスリしない。 頬に髪の跡がつく。
「……これだけ?」
催促されたので頭を撫でたり背中をとんとん叩いたり。 多分トラとかライオンと触れ合ってる人ってこんな気分。 デッカい猫だ。
ぎゅうタイムを終え、次はお話タイム。 多分その後で絶滅タイムかキングタイムがある。 前者は嫌だなぁ俺女王と不倫できないし。 あと多分ベルト使ったら資質無しで召されちゃう。
「……約束したのに奏士は何もしなかった」
「そんなこと言われても」
「少しは素直になってみる」って言ったけどそもそも紅葉ちゃん部屋にこもって何かしてたし昨日は普通に俺がゲームに夢中だったし。 もうこれ九分九厘紅葉の慈悲で破局してないだけじゃね?
「……罰として明日の朝まで一緒」
「それは普段と変わらないだろ」
基本的に君が離れない限りはずっと一緒に居るでしょ? 風呂トイレ以外。
「……他に何か私にしたいことは無いの?」
「今の所無い」
僕触れ合うより居てくれればいいタイプなので。 あとシンプルにどうすればいいのかあんまし分かってないのもある。
「……折角2人きりなのに」
「普段と対して変わらんしなぁ」
この子他に人が居ようが居まいがやることなすこと変わらないし。 人がいても甘えんぼだし人がいなくても甘えんぼ。
「…………彼女が受け入れてるのに何もしないヘタレ」
「急に彼女アピール…………君はもう少しこれまでの己を振り返るべきだと思う」
「……過去は振り返らないタイプだから」
「昨日の晩飯は?」
「…………山芋?」
なんだただのバカか。 俺の記憶が正しければ山芋は使ってすらない。
「……今の私は奏士の言うことをなんでも聞く従順なペット」
「────従順?」
従順だった? 反抗的と意味逆で覚えてる? ハーフ設定に引っ張られて日本語が怪しいぞ。 元から怪しいけど。
「…………本当に無いの?」
「しゃーないのー」
そこまで言うなら仕方ないので、紅葉を抱き寄せてクッションにダイブ。
「どうせ雨で外行けないし、俺は1日かけて本を読むから紅葉は大人しく撫でられてなさい」
「……そういう事じゃないのに」
下から不満マシマシな声が聞こえた。
が、残念ながら流させてもらう。
よく考えたら俺現実の恋人がこういう時何するのかあんまよく知らねぇ。 今まで人生で使わないから流しで頭に入れていたのが仇となった。 ラブコメ描いてるのに。
だって俺の計画だとこれはイレギュラーが過ぎるんだもの。 本来ならここでgood-bye俺してるところだった。 なんか無慈悲な響き。
「…………」
紅葉の計画とは違うが、こうして撫でてやれば抗えずに大人しくなる。
さて、俺はこの隙にスマホでカップルついて調べるとしよう。
ま、まぁ? 成り行きとは言え一応ダーリンになったらしいですし? なんで他人事なんだこいつ。 私未だに愛とか恋とか分からない身でして。 なんかこう、紅葉に対しては重政と同じ感覚というか。
そう、言うなれば庇護欲。
でも同じ庇護欲でも泉ちゃんとか若干違う気がする。 ならばこれが愛なのだろうか。 愛ですか? 愛です。 愛ですよクソガキ。 愛のないボ卿やめろ。
ふむ、どうやら俺は自分が思うよりまだ子どもだったらしい。 まぁ情操教育とか微塵も受けてないしな。 若しくは受けても響かなかったか。
「……奏士はこれだけで満足?」
「一度にやり過ぎるとパンクするだろ。 ただでさえお互い色々あり過ぎて途中の路線歪んでるんだから少しずつ行こうぜ」
というか、一気に進めるとRTAみたいになって何もかも話終わっちゃうからできない。 奏士くん流石に「共通ルート無駄に長いくせに個別クソ短くておまけレベル」みたいなクソゲー展開したくないし。 どうせなら両方大ボリュームで。
「そうだ、明日晴れたら散歩行くか。 昨日今日って雨続きで行けてないだろ」
「……行く」
「あと紅葉のジジババにも挨拶しないとな。 主にジジイの葬式について」
「……結婚の挨拶からなんでそうなるの?」
「いやだってあの人から釘刺されてたし……あと結婚の挨拶じゃない」
「……しないの?」
「それはまた別の機会にするし、するとしたら紅葉の婆さんにだけだな。 あのジジイは厄介」
「……仲良くして欲しい」
無理だなー俺も俺で色々やったけどほぼあっち側が俺の事嫌いだし。 俺ももちろん嫌いだが、ああも紅葉への愛と俺への悪感情をぶつけてくるから一周まわって好きでもある。 人間の良さと醜さが同時に味わえて。
「……そういや、お前帰省しないのか? 夏休みなんだから1日2日くらい泊まってやれよ」
「……今は奏士と居たいからやめておく。 おばあちゃんにはテレビ通話で近況報告するから平気」
「……さいですか」
奏士くんはね、捻くれてるしゴミカスド畜生だしなんかもう人として褒められる点が少なすぎて逆に愛されキャラだから好意は受け取りにくいんだ。
もっとこう、ギャグに昇華できる好意であってほしい。 ガチのLoveは扱いに困る。
「……そう言えばまだしてないことがあった」
「あん?」
「……お互いに顔を近付けて舌を絡める行為」
「多分だけど舌を絡めなくてもそれは成立す『ピシャァァァンッ!!!!』うるっさ」
今どこに落ちた? 音と光の時間差から結構近い。
嫌だなぁ裏の林とかに落ちないでよ? 火事になったら我が家終わるんだから。 いや火災保険かそういうのじゃなくて俺の宝物庫という名のコレクション達が。
「ふにゃぁぁぁぁっ!!!」
あ、重政戻ってきた。 すげぇ毛が逆立ってる。
「…………」
ついでに紅葉もビビって丸まってる。 おいお前ら離れろ暑苦しい。
「…………」
雷が苦手な2匹のお猫様は人にしがみついてプルプル震えている。 重政とか服の中入ってきた。 あ、おい紅葉お前は入ってくるな。
「……大丈夫そう?」
「…………ちょっと無理」
これはもうカップルについて調べてる暇は無いな。
よーしよしよし怖くなーい怖くなーい。 雷なんて聞こえなーい。 これ流石に子ども相手すぎるか? 僕雷怖くないのでどのレベルでやればいいのか分からないんですけど。
はいどーも皆さんこんにちは
最近トルコ料理にハマっている作者です。
あとは特にありません。 私は今画面の向こうの世界に居るので同窓会には行けませんし、そもそも呼ばれたことありませんでした。
ではこの辺で




