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夢だと不可解な事でも『まぁそういうもんか』で受け入れてる自分がいて怖い

無言の時間が流れる。 紅葉は手を離さないが、いつものように力でどうこうとかは無く、あくまで「俺自ら口を開く」事を待っているのだろう。


遂に精算の時が来たらしい。 凄惨な精算っつって。 なんだこいつ足つってくたばれ。


こんなことになるなら聖餐の準備もしておくんだったな。 勿論、最後の晩餐的な意味で。 今日の夕飯ドライカレーだぞ? あまりにも〆としては弱すぎる。


「…………」


さて、人の事を嘘つき呼ばわりした目の前の小娘に一発入れてやりたいところだが、残念ながら正論のギネスパンチなので大人しく命球なり気圧ドームなりで凌いで受け入れよう。


あ、でも凌いたら凌いだでこの両手で『ヘッドシェイカー』されそう。 どんな心配しとんのじゃワレ。


「何があった、ね…………」


振り返りながら整理する。 いややっぱ無理だわ整理したくてももうスパゲティコードみたいになってるし振り返りすぎて俺が見返り美人図になっちゃう。 首おかしなるて。


「ちなみに巫山戯あり?」


「……もし茶目っ気出そうとしたら奏士の残機はここで尽きる」


ヤバいガチめにヘッドシェイカーされる。 色んな意味でタマ握られた。


「まぁ、色々あったからなぁ……色々ありすぎて全部事細かに話すと長すぎるから要約するが────」


そこで一息吐いて吸う。 よーし俺の肺活量よろしく頼むぞ。 割とマジでここ大事だから。 最近も助の副流煙吸う機会が増えたからか、ちょっと肺活量減った気がするんだ。


「いやー実はあの後帰る途中で僕ちゃん事故っちゃってさ。巻き込まれて妹さよならバイバイしちゃうしなんか家無くなるし俺じいちゃんに引き取られて唐突な引越しするしでもう散々。 太陽さんさん人生散々俺の出産超難産って感じでさ。 もう俺五体満足なのが奇跡だよね。 ホント昔から異様に身体だけは丈夫なんだから。 でもそのお陰で滅多に風邪ひかないし紅葉の無茶に付き合えるし割と乱暴に扱っても余裕耐えしてくれるしである意味幸運って言うの? 人生万事塞翁が馬。 禍福は糾える縄の如し。 災い転じて福となす。 ホント人生何があるか分からないもんだ。 でもまぁそんな訳で急な出来事の連続過ぎて紅葉に伝えそびれちゃったし正直去年まで忘れてたのは致し方なし退路なしでこれはもうどうしようもない事ってーか俺もお前の連絡先知らなかったからホントどうしようもなかったしもし知ってても相手側が約束忘れてたら俺ただの不審者だしそもそも今の俺昔の面影無さすぎてほぼ別人だから覚えていても記憶と合致するか怪しいしで実質無効の約束だしよくよく考えたらお前の『遊ぼ』って約束に対して指切りしたの妹で俺は何もしてないからマジで存在しない取り決めだからお互いブル○レット置いて水に流してちゃんと弱酸性石鹸で手を洗ってついでに足も洗って真っさら清潔な状態で前を向こう! はいお話終わりさっさと家に帰ろうぜ今夜は紅葉の好きな物いくらでも作ってやるぞ!」


はーっつっかれた。 これ句点あるけど一息だからね。 マジ9割どうでもいいことだけど。 つまりこの一言はこの小説そのものと言える。


よーし役目終わりっ! さぁ帰って洗濯物畳んで重政撫で回してゆっくりするぞ! 最近重政出て来なさすぎてこの前作者の夢に出て来たんだから。 イマジナリー重政とか重症すぎるだろ。


「…………」


という訳でそろそろこの手を話して欲しいな〜とか思っていたり。 あ、無理そう? うんまぁ顔見れば分かる。 すげぇ不服そうだもん。 フック船長のふたなりBL同人誌『腐フック』読まされた時みたいな顔してる。 いやだって古本屋のランダムおまけで貰ったから……


「…………ご満足いただけない?」


「……いただけないから返金対応求厶」


「孟子は毛がございませんお客様。 当社規定ですと返金対応は受け付けておりません」


「……なんで急に名指しでハゲ呼び?」


そこあんまつっこむなよ今殆ど脊髄反射で喋ってんだから。 脊髄でも伝達してるだけ感謝して欲しい。


「……茶目っ気出したら減らすって言った」


「だからちゃんと真面目に答えただろ。 ちゃーんと要約したぞ」


「……あれを真面目だと思うなら採用面接でそのままやれる?」


「俺今後人生で就活しないからさっぱどわがんね」


「…………」


ヤバい多分紅葉ガチギレだ。 両手が震えてる。 このまま頭の中ドロドロにされちゃう。


「分かった。 次はちゃんと話すから一旦手を離せ」


「……本当?」


「……ホントホント。 オレウソツカナイ」


「……既に1ダウト」


何それ3ダウトになるとどうなんの? 俺の頭がアソパソマソよろしくチェンジしちゃうの? いやこれ3アウトチェンジというか3オウンゴールでハットトリックというか。 これもう相手チームのスパイだろ。


1歩間違えれば別の意味で人生終わらせてきそうな紅葉に対し、奏士君全力の可愛い目で『お願い信じて♡』ってやってみると手が離れた。 離す直前に紅葉が眉をひそめてた気がするけど結果オーライだし俺の諸々評価は既に下がりようが無いから気にしなーい。


懸念はあまりの破壊力(精神的)に俺の顔面がモザイクかかってそうってくらいか。 おいなんかこのモザイク汚ぇぞ。 年末の駅前繁華街の居酒屋前くらい汚い。 人の顔面をゲロと等式で結び付けんなよ斜線引け斜線。 ≠にしろ。


「……」


当然と言えば当然だが相変わらず俺を信用していないらしく、紅葉は手を離した代わりと言わんばかりに俺の真正面に座った。 めっさ近い。 何かあればすぐ手が届く距離だ。 まるで銃口突きつけられながら楽しく『お話』してる気分だ。 あ、ならよくやってる事か。 なんかそう考えたら楽になってきた。 お前の頭も生活もおかしい。


「正直色々ややこしい話だから後でメールするとかでも────あハイ話します」


本当に最後の足掻きをしてみたけど紅葉に手の甲『つねり』された。 富士山ってかマクスウェル山。 俺の皮ってこんな伸びるんだ。


さて、もう夢は終わりの時間か。 胡蝶の夢でももうちょい見ていたい気持ちもあるが、夢は所詮夢。 ちゃんと起きてお天道様にグモーニンしないとな。


──────────────────────────────

はいどーもみなさんこんにちは

最近ジムにジムったジムニーです。 私は人間だどうぐじゃないっ!


という事で、皆さんお分かりいただけたと思いますが改めて。


人生初のジム入会を果たした作者です。 ちなみに何故かヨボヨボのおじいちゃんか筋肉ムキムキのマッチョメンしかいませんでした。 客層が濃ゆい。


仕事帰りにジムる生活を始めましたが、程よい運動とは良いものですね。 歳を重ねると昔は嫌だった物が逆に好きになる摩訶不思議と対面しています。


ではこの辺で。 適度な疲れで最近の眠りが調子良くて体調は万全ですが、シンプルに筋肉痛と疲労の蓄積が溜まって週1で爆眠してしまうのはどうにかしたいです。

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