理由の提供…ですか
2年目の初夏という、実に中途半端な時期に王立学園生徒自治会運営役員議会最高議長選挙。要は生徒会長選挙が行われました。
理由はあの前役員を務めていた盆暗どもが、またやらかしたから、王家が怒って罷免しました。
よせば良いのに再度立候補なんてしてますが。
そして、
『次期最高議長当選者は。…。』
はい。僕が当選しました。
誰ですか、人の許諾無く勝手に推薦した輩は。そして何奴ですか、本人の意思確認無く、立候補者に指定したのは。更に言えば何人ですか最終演説もしてない一般生徒の中に紛れ込んで、投票用紙を見て初めて自分が立候補者だったことを知った(選挙公示前から公務で本国にいたので投票日に来て、この選挙のことを知った訳です。)女に投票した物好きは。怒らないから黙ってこのハバネロノニジュースをラッパ飲みしなさい。
「ぐぁぁぁぁあああ~。」
[相変わらずあなたのゲップは盛大ですね。]
「あれラッパ飲みしたら、そりゃ、ださなやってられんわな。」
[ということは。]
この子も投票したか推薦したか。
「ノニを飲んだことが無いからどんなのか気になって飲んでみた。これノニのあとからハバネロが来るね。」
そういえばこの子はこういう子でした。
「投票?あのさあ、うちもさんざんっぱらやらされて大変さわかってるのにハルを生け贄にすると思う?うちの性格わかってるでしょ。」
そうだ。この子は自分はどうでも良いけど、身内に危害が加わったり、誹謗中傷があるともう手がつけられないぐらい怒る。そういう子でした。
[ひとまず明日引き継ぎに行きましょうか。]
[「………。(呆)」]
引き継ぎのために生徒会室に入りましたら、馬鹿どもがいちゃついていました。
おまえら婚約者はどうし…相手方から振られましたかそうですか。
[なにがしたいのやら。大概は処分対象ですね。…会計は、だいぶつかれていますね。]
「わかりますか。会長、副会長、それに庶務までがあの女を引き込んで。」
「留任を願いたいのだが。」
会計は、馬鹿どもが職務を放り出して遊びほうけていた中もしっかりと、職務を遂行していたようですね。
[あなたをのぞいた職責に関して引き継ぎは必要ないと、判断できますね。]
「そうだな。あ。これが新しい会長だ。で、俺が副長。それでおまえさんが会計、庶務はそこでげんなりしてる馬鹿を介抱している水色。」
「うるせえ。むっつり。」
どうやら神子は相変わらずハバネロノニジュースの後遺症に苦しんでますね。
「うー。」
あの子はうめき声だけで人を動かすのがうまいですね。
何人もの生徒が入ってきて盆暗どもを引きずり出していきました。
「さて、掃除するか。ひとまず内装を変えたいが、そうすると、神子の回復待たないといけないので、俺はいらない本やら、置物やらまとめておくわ。」
「じゃあ、私はたまってる書類仕分けてるね。」
それぞれが掃除を始めようとしたときでした。
「イカ臭ー。あいつらやりまくってやがる。ファ○リーズもってこい。」
[こんな弩田舎そんな物有りませんよ。でも確かにくさいですね。神子、リンを…涼子、神子を運んであげてください。たぶん限界超えかけてます。]
「大丈夫だったんだろうか。まあ、あれなら15分ぐらいでけろっと帰ってくるだろ。それにしても神子がつまみ出した中に王家の盆暗王子居なかったか?あの勝手に遥夢と婚約結んだとか宣言した。」
「あー。前の会長がそうですね。あと、本人はその婚約を理不尽だ、無効だだのとごねてましたよ。あ、ありがとうございます。全く。いい年こいた大人一歩手前の男が何人もよってたかって、人の目の前で、一人の女をかこって夜にするようなことをこんな真っ昼間からやってるんですから呆れますね。…はやいですね。」
[え。ああ。こんなガキのおままごとなんて終わらせられないようじゃ、王様なんざやってられねえってんですよ。だいたい。…。]
あ、切られた。まあ、何にせよこんな田舎の対象で世界の指導者気取ってるようじゃ手のつけようが無いですね。
「コーヒーごちそうさまです。そういえば、来週あの馬鹿ども、新会長就任記念パーティでなんかやらかすようです。何でも悪女を断罪するのだとか。確か対象になっている方の名前はリールシェル・ランゲルハンス。ひ。」
[「へぇぇぇええ~。」]
これはこれはしっかりと裏をとってあげないといけませんね。
来週が楽しみです。聞いた話では制服で無くて良いらしいので、公務時に着ているいつもので良いでしょう。盆暗と馬鹿ともに格の違いをみっちり仕込んであげないと。あー。どいなかいやだー。
いやー。アイデアがまとまらないので何回書き直したことか。書き直す度に全く別の流れになったり時系列が異なっていたり。因みに終わりはしっかりとビジョンがあります。
その後に更に話をつけることになったのは私の悪い癖。




