騎士団に入団します!
女子会からしばらくたち、
淑女(王妃?)教育は、スパルカーシュ夫人からのお墨付きをもらい、終了した。
騎士訓練の方はと言うと、
「お嬢、もうすぐ12だろ?入団試験受けたらどうだ?絶対合格すっからさ」
師匠にそう言われ、私はお母様に相談(お願い)をしてみることにした。
「お母様、私、、、12才になったら騎士団に入りたいのです。認めてもらえますか?」
「、、、、、本気なのね。わかったわ、ディアス家はルイスに継がせることにするわね。」
そう言った。ルイスとは昨年生まれた年の離れた弟だ。
「でも!一生独身を貫くことは許さないわ。貴族の義務なんだからね。18になったら1度戻って来なさい。婚約者を決めるから。」
騎士になると6年間は絶対に寮生活をしないといけなくて、家族と連絡を取ることはできるけど、実家に帰ってはいけないと言う決まりがある。
なので、18までは私は家に帰ってこれないと言うことだ。
「婚約者ですか。はい。わかりました。」
と返事をし、私は部屋を出た。
12才になり、入団試験を余裕で合格した。
そして寮に入ることになったのだが、、、、
「ティアちゃーーーん!、、、、うっ、グスッ、行かないで!!」
と父に必死に引き止められ屋敷の玄関で足止めをくらっていた。
「お父様、一生別れるわけじゃないんですから。
王宮の騎士団なので、お父様とも会えるかもしれませんよ。」
と説得すると、なんとか送り出す雰囲気になった。
「ルイス、私に次会うときは私のこと覚えてくれているかな?」
そう、弟に尋ねると、
「あい!」と元気な返事をしてくれた。
可愛い!!
顔を上げ、お母様とお父様を見て、
「では、行ってまいります!」
と言ってお辞儀する。
「「行ってらっしゃい」」
そう言って2人は送り出してくれた。
さて、私は騎士団にやってきました。(騎士団では常に男装をすることにしました)
私の所属は、第三部隊のようです。
レンさん、(あっ、前世では副隊長だった人ね)いるかな?と、ほかの新人騎士とともに待っていると、騎士が3人やってきた。
ニコさんとレンさんがいる!!
もう1人はおそらく第一隊の隊長さんだろう、、、
3人はこちらに来て、自分の隊の新人騎士を連れて行った。
私達はレンさんの後ろについて、第三部隊の寮までついて行った。
「俺の名前はレンっていう。一応第三部隊隊長をやっている。これからよろしく。」
そう言って、第三部隊の仕事の説明を始めた。
それからしばらく私達新人騎士は、雑用ばかりしていた。先輩の新人いびりはどこへ行ってもあるもんだなぁと思いながら先輩に押し付けられた書類整理をした。まぁ、そんな先輩は少ないんだけど、、、
またある日は、先輩風を吹かせ、訓練してやるといい新人騎士をボコボコにしたりしていた。もうそいつのせいで新人は10人中7人も辞めていった。
残り3人になったとき、その《バカ》はターゲットを私に定めた。
そのバカは毎日のように突っかかってきて、正直ウザかった。
ほかの先輩達はバカと関わりたくないのか、このぐらい返り討ちにしろよ、と新人に思っているのか、全然手を貸してくれなかった。
隊長は最近忙しくしているらしく、あまり来ていない。隊長がいるときはバカはおとなしくしている。
そろそろまじでうざいな、シメるか、、、、
アリティアは決めた。明日シメようと決意し、その日は眠った。
翌日、またいつものように、足をひっかけてきたり肩をぶつけてきたりするので、いつもは無言で避けるだけだったが、今日は
「騎士のくせにそんなことしかできないなんて」
と挑発した。
案の定バカは顔を真っ赤にし殴りかかろうとした。
流石にやばいと思ったのか、近くにいた先輩騎士達が止めに入った。
「くそっ離せよ!このガキ一回しばいてやる!」
とチンピラのようなことを言う。
「お前ごときに私をシバけるわけがないだろう。」
と男口調で威圧感を出して言うと、周りの先輩騎士は私の強さが本能的にわかったのか少し怯んだが、
バカは本当にバカで
「なんだと!ゴルァ」
と先輩騎士をふりきってこっちに突進してきた。
私はそいつの無防備な腹に1発蹴りを入れた。
「ぐはっ」
そういい地面に倒れ伏したバカは気絶した。
「先輩達、このバカどうにかしといてください。」
と言って、私はスッキリした顔でその場を去った。
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アリティアが去った後の先輩騎士の話
「あいつやばくねぇか」
「めちゃめちゃ可愛い顔した少年で雑用要員だと思ってたのに、、、」
「あいつ怒らせたらまじヤベェ」
「名前なんていうんだったっけ?」
「「アリティア」」
「女みたいな名前してんな、おい」
「もしかして、、、、女?」
「ないない!女だったら寮生活なんて耐えらんねぇんじゃねぇか?」
「それもそうだな、はははっ」
「今回のこのバカのことは隊長に報告するぞ。
アリティアってやつが撃退したこともな。」




