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小4男子、ビブリオバトる  作者: らと
【第一章】小4男子とビブリオバトル
10/33

1-4-1A 書川氷河の発表 『FLIP-FLAP』

書川の発表の「書川が喋ってるところだけバージョン」です。

(この後投稿する「本庄視点バージョン」の差分です)

数字の表記はタイマー(http://www.bibliobattle.jp/taima)だと思ってください。


※全編改稿しました。「猫村博士の宇宙旅行」の発表は(これ以上の変更がなければ)後の展開で再登場すると思います。読んでくれた人ありがとう!

[05:00]

[04:59]


……みなさんは今、なにか『自分の好きなもの』とか、『ハマっているもの』ってなにか、ありますか?


ぼくは今、ビブリオバトルを頑張っています。

自分の本を一番にさせるのは難しいけど、……でも、難しいから頑張りたくなります。



今日紹介する本は、

一言でいうと、『本気で趣味をやることの楽しさ』や、たまに『悔しさ』も描いている作品です。


タイトルは『FLIP-FLAP』で、【とよ田みのる】さんが描いています。漫画です。

『フリップフラップ』というのは『軽く打つ』という意味みたいです。


あらすじを紹介します。


主人公は高校生の【深町(フカマチ)】。

深町は高校の卒業式が終わった後、片思いをしている山田さんに『付き合ってください』と告白をします。


深町は、山田さんに『いいですよ』と言われてびっくりするのですが、

同時に『ただし、それには条件がある』とも言われます。



その条件は、『ピンボールのハイスコアを更新する』ことです。


ゲームセンターに記録されている【グランドチャンプ】のスコア、【三十一億(さんじゅーいちおく)二千三百(にせんさんびゃく)六十七万(ろくじゅーななまん)三百二十点さんびゃくにじゅってん】を超えないと、山田さんは付き合わないと言います。



なぜそんな条件を出すのかというと、

ピンボールは山田さんが『この世で一番大切に思っているもの』だから、ということです。



……それで深町は、たくさんのライバルより先にハイスコアを更新するために、……一生懸命頑張るようになって、そこからどんどんピンボールが好きになる――というのが、この本のお話です。



……この本のすごいところを2つ紹介します。

まずは、『絵に【動き】が見えるところ』です。


漫画は、……アニメとかと違って動かないものだけど、

この本では、止まっているのに絵が動いているように見えるところが、たくさん出てきます。


例えば――

……35ページ(このページ)


ボールが飛んでるところとか、ぶつかる音とか、……そういうのがすごく迫力のある絵で描かれていて、ボールが本当(ほんと)に飛び出てきたみたいに見えます。



他にも――

……40~41ページ(ここ)とか。


……台を揺らす様子なんですけど、すごい勢いで揺らしていることが、見ていてすっごく伝わってくると思います。


ピンボールは一人で台に向かってやるゲームですが、『やってる側にはどういうふうに映っているのか』とか、何が起こっているのかちゃんと分かるところがすごいと思います。




もうひとつは、『登場人物の気持ちがすごく伝わってくるところ』です。


例えば――悔しい、楽しい、嬉しい、悲しい……、

他にも、集中してる、びっくりしてる、ドキドキしてる、興奮してる……とか、

……登場人物たちのそういう『気持ち』が、見ただけで伝わってくるのが――とてもすごいと思います。


『ストーリーがすごい予想外』とか、そういう感じの漫画ではないと思うんですけど、

それでもこの漫画が面白いのは、深町たちがいろんな顔をするからで――読んでると、それをもっと見たくなるから、……だと思いました。



まとめです。


趣味って、……ゲームとか、そういうのはあんまり分かってもらえなかったりとか――『そんなくだらないことして』みたいな言い方されたり、……好きなものでも、周りと違うから『変』……みたいに言われることって、たくさんあると思います。



……最初の方で、深町はピンボールが好きな山田さんに、こんなことを聞きます。



”こんな無意味なことを続けていて(ムナ)しくならないんですか?”



……それに、山田さんはなんて答えたと思いますか?




”なりません”

”ただ (ココロ)が震えるのです”



……趣味って楽しいからやるものだし、趣味をやる理由って『楽しく思うから』だと思います。


好きなものもそうです。

理由は色々あるけど、『好きだから好き』なんだと思います。

だから、『なんで好き』みたいな――そういう他人(ひと)の意見って、あんまり気にしなくていいんだと思います。


……えっと、もし『自分の好きなもの』に自信が持てない人がいたりしたら、ぜひこの本を読んでみてほしいです。


……ありがとうございました。


[00:01]

[00:00]

紹介している作品:FLIP-FLAP

著者:とよ田みのる

http://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000029331


引用箇所:

書籍版P.31

”こんな無意味なことを続けていて(ムナ)しくならないんですか?”

”なりません” ”ただ (ココロ)が震えるのです”


──────


本庄視点バージョンはもうちょっと待っててほしい!(質問タイムでのやり取りもそこに入れます)

その後も順次更新していくけど下書きの改稿作業でちょっと詰まるかもしれない……。なるべく早く更新できるように頑張るけど、気長に待っててくれたら嬉しいです。

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