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第一話:異常と異界と異能

キャラに関するものと環境説明の間は1行空いてます。

場面変換は2行です。

会話は「」

心情は『』

特別な名前等は【】

歌等は()

小言等は{}

少年?「はっ、はぁはぁはぁ、え?崖から落ちたはずじゃ。なんや夢か。にしてもリアルすぎるやろ」

父「遥㳅、起きろー。早くせんと学校遅れるで」

遥㳅「んーわかぁあとる。はぁー、学校かめんどくさ。てか髪の毛うざ」

父『ん?今の誰の声や?』


遥㳅はけだるけの様子で布団をで、急ぐように梯子をかけおりた。

ドンッ


遥㳅『あっ、やべ。飛び降りちゃった。まぁーええか』


どん どこ どん どど どん どこ どん

小さいとも言えない音、ゆっくりとした感じで階段を降り、顔を洗うために1階に行く遥㳅


遥㳅『てかなんか今日、声変な感じするけど気のせいか?』

「にゃ、なんだこれ!」


いつも通り顔を洗い、髪を濡らすために洗面台に立ち鏡を見た遥㳅の目には本来、映らないものが映っていた。

そこにあったのは白髪のストレートで水色の目で驚いた表情、細身で小柄とも大柄とも言えない体格の少女だった。


遥㳅「え?は?え?なんで女になってんの?」

『てか目線とかで気づかないのはばかでは』

遥㳅「・・・・まぁーええか。いや、良くは無いか」

父「遥㳅。もう時間ないで」

遥㳅「ん、んー」


かっかっかっかっかっか

急いで階段を駆け上がり、父に先程のことを話した。


遥㳅「とーさん」

父「どーした?」

遥㳅「なんか女になってたんだけど。どーしよ」

父「え?ほんまや。声が違うした気がしたのはそれか。なんか支障とかあるか?」

遥㳅「あー特にないけど性別が変わっているのはこわい」

父「じゃー病院行くか」

遥㳅「え?病院で何とかなんの?てか学校は大丈夫なん?」

父「何を当たり前なことを。まぁ1日ぐらい大丈夫やろ。今日仕事やから兄に連れてもらい」

遥㳅「ほい」



約3時間後


兄「遥㳅。病院行くぞー」

遥㳅「待ってー。まだ服着てねー」

兄「はよしろよ。姉の服でも着とけ」

遥㳅「なんかやだ。はぁーこれでいいや」


ガチャ

カンカン

ガチャン

ガーガガガガ、ガチャン

ブ、ブブーン


遥㳅『なんかいつもより眠いなぁー』


バタン


兄「遥㳅、着いたぞー」

遥㳅「ん?んー。もー着いたん?」

兄「はよ行くぞ」


着いたには家から最も近い総合病院。白い壁が少し黒く汚れていた。

そこに遥㳅一度も行ったことなく大きさに驚いていた。いや、総合病院等には遥㳅も行ったことがあるが、外からしてわかるぐらいに異常に大きかった。

多いとも少ないとも言えない病院のロビーで受付をした遥㳅達は受付に最も近い席に座って呼ばれるのを待った。


受付「西川遥㳅さん、診察室へどうぞー」

遥㳅「行ってくる」

兄「んー」


ガラガラガラ

遥㳅が診察室に入ると白衣を着た中年ぐらいの髭を蓄えた太ったおじさんがいた。


医師「あーここに座って。えー西川遥㳅さんであってるカナ?」

遥㳅「あっはい」

医師「いつ頃ぐらいからその体に?」

遥㳅「詳しくはわからませんが気づいたのは今朝ぐらいです」

医師「昨晩は?」

遥㳅「普通に男でした」

医師「昨晩から今朝の間と。他に症状は?」

遥㳅「特には」

医師「んー異能症状によるかもしれないから一旦異能検査しようか。{おい、異能検査の準備をしてくれ}」

{看護師「わかりました」}

遥㳅「ん?え?今なんと?」

医師「ん?異能検査しようか」

遥㳅「異能ってなんですか?」

医師「え?」

遥㳅「え?」

医師「異能を・・・知らない・・・。君、今何歳?」

遥㳅「え?15ですけど。」

医師「・・・はぁー。ふざけているのか?それとも本音で?」

遥㳅「本音です。異能ってなんですか?」

医師「本当みたいダネ。はぁー。異能ってのはね、生物が本来持っていない能力のことだよ。例えば炎を出したり、傷を癒したりとか無数にあるよ」

遥㳅「へー、先生もあるんですか?治癒とか」

医師「あるわけが無いだろ。そんな貴重な能力があれば徴兵されているよ」

遥㳅「ちょ、徴兵?え?軍があるんですか?」

医師「はぁーあ!君、そんな常識も知らんのか?そら・・・」

看護師「せんせー。異能検査の準備が出来ました」

医師「ん?あぁー。ありがとう。はぁー、一旦話は終わりだ。検査に行くぞ、着いてこい。軍とかはネットで調べろ」


と言うと医師は診察室の入口から見て反対側にある扉に向かった。


遥㳅「わかりました」

『な〜んか態度悪くなってるよーな』


そんなことを思いながら、移動している医師の後ろをついて行った。医師が向かった扉には検査室と書かれていた。その扉の奥にはだいたい18畳ぐらいの正方形の真っ白な部屋。その真ん中にこちら向き青く光る板がはめられた祭壇らしきものがあった。


遥㳅「なんですか?これ」

医師「異能があるか調べる機械ダヨ。{そんなのも知らんのか。}」

遥㳅『なんかすいません。』

「どうすれば調べれるんですか?」

医師「んぁ?あぁー、青い板に手を置くだけだ。異能があれば色が濁り、無ければ何も起きない。」

遥㳅「へ〜、便利ですね。」

医師「さっさとするぞ。私は部屋の外にいるから終わったら呼べ。あとその機械壊したら弁償だからな。{壊しそうだからな}」

遥㳅「わ、わかりました」

『だとしても本人の前で言わないでくれ』


説明を終えると医師は出ていった。

てこてこてこ

遥㳅はきょろきょろしながら機械に近ずいた。


遥㳅「あの人、最初優しそうやったのに、途中からイラついた感じできてたよね。あれは僕が悪いんかな?はぁー、まぁあーええか。はよ測定しよ。」


そう言うと遥㳅は青い板に手を置いた。

ピタ

ピューン

青く透き通っていた板は透き通ってると程遠いぐらい濁った。

パンッ

甲高い音と目を開けられないほど眩しい光が遥㳅を襲った。遥㳅は少しよろけ、目を手で覆った。


遥㳅「は?眩しいなにこれ?目いった。ふざけんなよ。なんも聞いてないんやけど。少しはマシになったか?へ?き、機械が・・・消えた」


甲高い音と目を開けられないほど眩しい光が遥㳅を襲ったように機械も消した。訳ではなく、ただ機械の昨日により、遥㳅が異空間に転送されただけだった。ちなみにこれは本来医師が説明しなければならないことだった。


遥㳅「えーとっ、どうしよ。え、弁償せなあかん。金ないて」

謎の少女「・・・相変わらず馬鹿だね。君は。」


そこには遥㳅と瓜二つの冷めた目の少女が座っていた。


遥㳅「え?誰?てか初対面で馬鹿は失礼だな」

謎の少女「はぁー、私は君の異能力。ようは分身。君は馬鹿なのだから馬鹿としか言いようがないでしょ。てゆうか私からしたら初対面ではないし」

遥㳅「いや、僕からしたら初対面じゃい。まぁ馬鹿ではあるけど。って異能力ってどゆこと?異能って意思あんの?」

謎の少女「意思はあるよ。こうやって話すのは滅多にできないけれど。異能力ってのは、対価を払って使うもの。ここはそれを決めるための場所。」

遥㳅「へー、ちなみに名前は?」

謎の少女「ナンパかい?」


こてんっとゆう効果音が合いそうに首を横にして聞いてきた。


遥㳅「違うは!なんで自分の分身にナンパせなあかんねん」

謎の少女「分身とわかっていて名前聞く?普通。」

遥㳅「いや、あの。異能力名とかってあるかなーって」

謎の少女「そゆうのは分かりやすく言って貰わないと。異能力名でゆうと創造になるね」

遥㳅「えーと、なんとお呼びすれば?」

創造「なんでもいいよ。テキトーに創造とも呼びなよ」

遥㳅「んじゃ、わかった。創造。めっちゃ言いずらいな」

創造「まぁいいでしょ。どうせ呼ばれるのなんて滅多にないんだし。そんなことよりさっさと対価を決めるよ」

遥㳅「あ、はい。対価ってだいたいどうゆうのなん?」

創造「知らない」

遥㳅「え?」

創造「だから知らない。」

遥㳅「え?なんで?」

創造「そもそも誰かと話すのなんて君が初めてだし」

遥㳅「え?ぼっち?」

創造「そうゆうことじゃない」

遥㳅「すません」

創造「君の異能だからここから出れないんだよ」

遥㳅「へー、{ぼっちではあるのでは}」

創造「ん?何か言った?」


遥㳅は不機嫌そうに睨まれた。


遥㳅「いえ、何も。そろそろ真面目に対価を決めるかー。何かええのないかなー」

創造「ふぁーあ」

遥㳅「めっちゃ他人事やん」

創造「実際、私は対価があればいいからね」

遥㳅「じゃーなんでもええの?」

創造「いいんじゃない?」

遥㳅「そこに規定とかないんだ」

創造「ないよ。特には」

遥㳅「じゃー僕しだいか。もっと悩むなー。てゆうかその対価でどうやって異能使うん?」

創造「あ〜たしかにゆっていなかったね。簡単に言えばその対価を使って魔力を作る。対価に支払ったものは消える。その魔力で異能が使える。そんな感じ」

遥㳅「なんか想像と違う」

創造「・・・逆に聞くけどどんなのと思ったの?」

遥㳅「なんか悪魔の契約みたいに何かしらを犠牲にするみたいな感じかと」

創造「人を悪魔扱いとは」

遥㳅「そういうつもりではなくてー」

創造「じゃあ悪魔並みに卑劣と」

遥㳅「そうじゃなくてー」


ガーンガーンガーン

時計の鐘のようなものが異空間に響いた。


遥㳅「っ!なんの音?」

創造「時間が迫っているようだね」

遥㳅「制限時間あんの?」

創造「厳密にはないけど、無駄話ばっかしていたから怒られたんじゃない?」

遥㳅「え?誰かに見られてんの?」

創造「見られては無いよ。一定時間が過ぎるとなるだけ。ずっとると精神が狂う可能性があるみたい」

遥㳅「へぇー、じゃあ今度こそまともに考えるか。んー身体やと有限だからできるだけ無限にできそうなもの。つばとかは?」

創造「水分を全くとらず常に喉が乾いている君が唾を使うのかい?」

遥㳅「うっ、んー他に無限そうなのはー、かげ、影ってのは?」

創造「あー、良さそうだけど夜になると魔力回復で気なくなるけど大丈夫?」

遥㳅「まぁー行けるでしょ。最悪光を作ればー」

創造「その永久機関が終わったらぶっ倒れるよ。体力的にきついと思う」

遥㳅「ズルはできんか」

創造「はぁー、まぁとりあえず影でいい?」

遥㳅「おなしゃす」

創造「わかった。じゃあ手出して」

遥㳅「ほい」

創造「個体名西川遥㳅と異能契約開始。対価は遥㳅自身の影。契約成功。よし終わり。じゃ、がんばえー」


ちょん

そう言うと創造は遥㳅を人差し指で押し異空間から外に出した。


遥㳅「え?えー、はぁ?ざっけんなよ。てかまた落下よ」



看護師「そういえば、あの子にちゃんと説明しんですか?」

医師「なんのだ?」

看護師「異能があった場合の契約について」

医師「んあーなんもしてないゾ」

看護師「はぁ、馬鹿なんですか?あの子はまだ子どこですよ。」

医師「大丈夫だろ」


ドンッ

アニメでよくある目でわかるぐらいのたんこぶは医師の頭にできた。比喩表現ではなく本当に治るのに時間がかかりそうなぐらいのが。


医師「ぎゃあ、あ、あ」

看護師「はぁー、あの子大丈夫かな?」

ご覧いただきありがとうございます。

クソガキのくだらないものですので気に入らなければ批難しまくってください。

もしお気に召していただけましたら、次回もお読みいただけますと幸いです。

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