第八話『村②』
…世界観とか、キャラ設定とかいってみたけど、さすがに続きを書くことにしました。
…でもね、でもね…世界観が独特過ぎてさっさと教えないと変になる…
馬や人、たくさんのものたちが踏みしめたおかげで道ができたのだろう、草原にポツリとあった道を歩き続ける。
道路は舗装されているところはあるが、舗装されないところのほうが多いらしい。
途中フィーに会えるかな、と期待してみたが、そんなことはなかった。
「アレン」
そんなことを考えていると、シャルロッテさんの声が聞こえて、振り返ってみると、もろに『暇だ、かまってくれ』という顔をしたシャルロッテさんがたっていた。
わかりやすさに吹き出しそうになるが、とにかくこらえてまっすぐにシャルロッテさんをみる。
「シャルロッテさんってトゥーナさんとどんな関係なんですか?」
だからこそ、聞いてみる。気になってたことを。
そう聞いてみると、小声で「しかたないなぁアレン」は、などとシャルロッテさんがいったが、絶対に突っ込まない。
「ふっふぅん、聞いて驚け見て笑え!」
…何を見ろというのか。
「トゥーナは私の師匠だッ」
…そう、あいb…
…
…
…え、ちょっとまって
「…何歳なんですかトゥーナさん。」
「さぁ?」
「いやさぁじゃないですよ!?師匠って、あった時トゥーナさんはどんなんだったんですか!?」
「うぅん、変わらなかった気がする。」
変わらない、変わらない、変わらない…だと…?
何度も何度も同じ言葉を頭に浮かべて、聞いた言葉を間違いじゃなかったと理解できた。
何度も確かめなきゃわからないほどに、意外、いや意外とかいっているレベルじゃない。
激しく気になるが、本人に聞くのはちょっとダメだ。
夜、気になって眠れなさそうだなとちょっと思った。
「ていうか、なんで師匠に呼び捨てなんですか?」
「んぅ…見た目でね、うん…」
「あぁ…」
見た目を思い出す、こじんまりとした体格、正直年齢は20歳そこらだと思っていた。
背筋もピンッとしているし、不思議なオーラだけどそこにはたしかにカリスマ性というものを感じられる。だからこそ昔からここでメイドとして使えていた、なんて想像をしてた。
…い、異世界だなぁ
なんだかちょっと苦しいかもしれないけど。
「出会いはどこなんですか?」
気になりすぎて思わず探るような言葉を吐いてしまったとちょっと後悔する。
だが、いってしまったものはしょうがない、言葉を濁してもその後の空気が悪くなるだけだ、怒られたりしても受け入れる。
そんなことを思っていたが、シャルロッテさんの顔は笑顔だった。
…でも、言葉は重かった。
「炎の中だよ、私の村燃えちゃったんだ。母さんも父さんも、私を窓から逃がして、自分は逃げられなくて、嫌がる私を無理やり逃がしたんだよね。」
そういって笑う。
シャルロッテという女性の強さというものを感じてしまった。
「それで…あったのがトゥーナ、炎の中、燃える家を見ながら呆然とする私の手を引いてくれたってだけ。」
…その言葉は嬉しそうで、ずっと笑顔だ。
ちょっとだけほっとしたけど、…親が死んで悲しくないのだろうか。
…いや、悲しいんだろうな、それでもトゥーナさんの出会いは、それ以上に楽しかったのだろう。
「でさ、トゥーナってひどいんだよ?痛いげな子供に―――」
得意げに語るシャルロッテさんをみながら、俺も自然と笑顔になっていた。
「…そういえばアレン、戦ったことある?確実に体はすごいのはわかるんだけど、なんていうか、経験?そんなものが見えないの。」
「…戦ったことはありませんね、喧嘩はありますが。」
高校生時代に少しだけした。
慣れてなくておそらく不恰好だったが、殴り合いで勝利した記憶を持つ。
「ふぅん、だったら帰ったら教えてあげるよ。」
その言葉は最高だ。アルバートさんにお願いしようかなと思っていたが、話を聞く限りにシャルロッテさんは強い。強い人に教わったほうが上達は早いだろう、…教えるのが極端に下手でなければ。
そう思ってみて、ちょっと怖くなったのは俺だけの秘密。
「本当ですか?お願いします。」
「うむうむ、シャルロッテお姉さまに任せておきなさい。」
「はい!シャルロッテお姉さま!」
「…やめてくれるとうれしいな。」
…だったら最初からいわなければいいのに
そうこうして歩いているうちに、風車が見える。
風車をさしてシャルロッテさんは目的地だと教えくれた、風車なんてみたことがないので、物珍しさを感じながらも、シャルロッテさんの後ろをちゃんと歩いていく。
ちょっと歩いていけば、木の看板、そこにはシャルロッテさんに聞いた通りの名前が書いてあった。
「ようこそ、アルザック村へ!」
「どっかのRPGの村人Aみたいなことをいいますね。」
「…アァルピィジィ?」
「…忘れてください」
思わず突っ込んでしまった言葉にハッとした。
…まだ前世というものを引きずっているらしい、シャルロッテさんが反対を向いている間に思い切りパァンッと顔を叩いて心に教え込む。
シャルロッテさんが心配そうにしてきたが、大丈夫とだけ返してもらった。




