1/2
エピローグ
カーリング。
ストーンと呼ばれる取ってのついた丸い石を、氷の上に描かれた円に向けて投げて中心部により近づけて得点を競う競技。
相手のストーンをはじき出したり、ハウスの前に置いて自分達のストーンを相手から守ったりするなど、戦略が大事になることから氷上のチェスとも呼ばれている。
テレビでカーリングの面白さに釘付けになっている少女がいた。
「ナンバーワンは日本だぁー、日本、銅メダル、遂にメダルをつかみとりました」
日本女子カーリングが銅メダルを取った瞬間、その少女は突然、ソファーから立ち上がり、右手の拳を振り上げて、勢いよくジャンプし、大声を上げた。
「やったー」
満面の笑顔、自然と嬉し涙が流れてくる。
「私、高校入ったら、カーリング部に入って全国大会に行って、いつかオリンピックに出たい。そして今度は金メダルとりたい」
少女は、大きな夢を持ったのだった。




