表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/4

ウェディングリリー

初めて小説を書きます。競馬が大好きなので、題材もそれで。ゆるく更新して行けたらと思います。


登場人馬 プロフィール


◆久我シュンヤ(20)

新進気鋭の若手ジョッキー。

関東の大護 厩舎(きゅうしゃ)所属。


◆大護竜一郎

栗東所属の競走馬調教師。

シュンヤを幼い頃から知っている。

厳しくも優しい一面を持つ。


◆アルトン・アンダーソン(27)

アメリカから来た天才ジョッキー。

来日からわずか3年で

G1レースを15勝している。


◆ウェディングリリー

競走馬 白毛

大護厩舎所属。

シュンヤとはデビュー戦から三戦全てコンビを組んでいる。

お転婆だが芯の強いメスの3歳馬

主な勝ち鞍 アルテミスステークス (G3)


◆コルピエアルクオレ

競走馬 黒鹿毛

主戦騎手はアルトン・アンダーソン

常に落ち着いていて何を考えているか分からない。

だがその末脚(すえあし)は一級品。

メスの三歳馬

主な勝ち鞍 阪神ジュベナイルフィリーズ (G1)

「人馬一体」競馬においてそんな言葉がある。

人と馬の呼吸、それらが完璧に一つに合わさり、同じ生き物であるかのように動く事が出来ることだ。


だけど、今の僕たちはそんな言葉じゃ言い表せない。


「ウェディングリリーと久我シュンスケ、逃げる逃げる!!最後の直線あと100メートル!後続とは5馬身差があるがこれはセーフティーリードか!」

アナウンサーが叫ぶ。その声は僕たちには聞こえない。


前方には誰もいない、広がるのはただ一面の芝、向かい風すら僕たちを歓迎してくれているように感じる。

後続の足音は既に聞こえない。


そのままフッと、全ての音が消える。リリーとこのままどこまでも行けそうな気がする…


しかし刹那、静寂は破られる。針を落としたような嫌な音、後方既に見えないはずの漆黒の馬体を僕は知覚していた。

「やっぱり来たか」

前走、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で僕たちを残り5mで差し切った憎い相手ライバルだ。

リリーもピンと耳を張っている。

「「外から一番人気、コルピレアルクオレが来ている!!すごい脚だ!」」


直線残り50m、左後方から黒い影が迫ってきているのが見えた。

だが、かまうものか、今の僕たちを止める者は誰もいない。

僕はめいいっぱい手綱を前に押し出した。

リリーの純白のたてがみが激しく舞う。

「いけえええええええ!!」


その瞬間、僕たちはゴール板を誰よりも速く、駆け抜けていた。

 

「「コルピレアルクオレ猛追!!しかし!!勝ったのは!!白毛のウェディングリリーだ桜花賞制覇!!!!」」

「ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


怒号にも似た、つんざくような歓声が聞こえる。

「勝った…」


その時僕は初めてジョッキーとして、スタートラインに立てた気がした。

読んでいただきありがとうございます。今後も頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
表現力により、レースの情景がよく伝わった。 文章の何処にウェディングリリーと久我シュンヤの調教の模様など入ったら、より主人公達に感情移入出来るかも。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ