Welcome to RORI world ⑤
「ってか、アンタ一体何者なのよ! 内部に、タイムマシンの設計図はあるは、それ以外にもブラックボックスだらけ。挙句の果てに、実験でこんな変態を連れてくる始末! 明らかに、家庭用アンドロイドじゃあ無いでしょ!」
ティスちゃん。謎が多いっぽいL2ちゃんを、あんまり信用してないみたいだ。疑惑の目で、彼女を見つめている。
「それには答えられない。まぁ、家庭用では無いという事は肯定する」
え? もしかして、私がこの時代に来たのって、全部L2ちゃんの独断だったりする?
「別にいいじゃない、ティスちゃん。タイムマシンを作ったのは、発明家としての私の夢だったんだし、むしろ感謝しているぐらいだよ」
ただ、ティスちゃんと正反対に、シェリーちゃんは、あんまりL2ちゃんの事気にして無いみたいだった。
「そうだよ。ロリっ娘同士、仲良くしないと。怒ってると、可愛い顔も台無しになっちゃうよ。あ、でもムスっとした顔も、悪くないなぁ。ティスちゃんツンデレ幼女っぽいし、似合ってるよ。いいよ可愛いよ」
「アンタは黙ってなさい、この色情魔!」
「色情魔って酷い! まぁ否定しないけどね。今も私の脳細胞は、ティスちゃんの一糸まとわぬロリエロボディを、鮮明に焼き付け続けてるしね」
「いや、そこは否定しなさいよ。ってか忘れろ、忘れなさい!」
私とティスちゃんが言い争っていると、シェリーちゃんがL2ちゃんのフォローに入った。
「ティスちゃん。もしL2ちゃんがいなくなったら、誰が部屋のお掃除するの?誰がご飯作ってくれるの?タイムマシンの製作費で、もう家庭用アンドロイドを買う余裕無いんだよ。そもそも、学生の私達が費用を浮かせるために、フリーマーケットで安売りしてたのを修理したのがL2ちゃんだしさ」
「マスターの言う通り。私がいなかったら、貴方達はカビと埃を友として、栄養失調体になると思われる」
「そうそう、二人して生活無能力者なんだしさ。それに、タイムマシンなんて、ロマンがあっていいじゃない。L2ちゃんの内部データのおかげで、長年の夢が叶いそうだし、私にとっては大歓迎だよ」
シェリーちゃんは、本当にL2ちゃんに感謝しているみたいだった。まぁ、発明家って言ってたし、貴重なデータとお世話係を同時に手に入れた様なものだから、そりゃあ感謝もするよね。
「……それでも、納得いかないわ! 実験とか言って、一人過去に行ったら、こんな変態連れてくるし、訳を聞いても何も答えないし、怪し過ぎるわよ!」
あ、やっぱり私を連れて来たのは、L2ちゃんの独断だったんだ。ティスちゃんは、そこが怪しいと思っているようで、彼女に対しての警戒が解けないみたい。
「何か訳があるかもしれないし、それにL2ちゃん、これは私達の為って言ってたよ」
「そう。貴方達の危機に対抗するため、星井怜奈を連れて来た。彼女なら、貴方達を救う事が出来る」
え、そうなの? この私に、そんな力があるとは思えないんだけどなぁ。
私、唯のロリコンだよ。この世界の事何にも知らないのに、何が出来るんだろう?
「まぁ、いいや。このサンダー・ドラゴンに、まっかせなさい! ロリの為なら、大魔王だって素手で殴り飛ばしちゃうよ!」
でも、後ろ向きな考えなんて、私らしくない! いつだって、ポジティブが最強だよ!
「アンタのその根拠のない自身は何処からくるのよ……」
甘いな、ティスちゃん。ロリコンは、幼女の為なら無限大の力を発揮するものなのだ!
ふと、シェリーちゃんとL2ちゃんを見ると、二人で何やら話し込んでいた。シェリーちゃんはしばらく考え込んだ後、意を決してティスちゃんの両手を握りしめた。
「ティスちゃん、迷惑かけて御免なさい。それでも、私はL2ちゃんと、彼女が信じた怜奈さんを信じてみたいの。幼馴染として、もう少し付き合ってくれない?」
うわっ。上目遣いで涙ながらに説得! これは、強烈だよ。私なら、こんなに可愛くお願いされたら、素手で神様にだって挑んじゃうよ!
「しょ、しょうがないわね……今度だけよ」
ティスちゃんにも、効果は抜群だったみたいで、顔を赤らめながらも納得してくれたみたい。
「ありがとう、ティスちゃん。大好き!」
「な、ななななななななっ!」
シェリーちゃんが笑顔で抱き付いたら、ティスちゃんったら真っ赤になりながら、見るからに動揺しちゃってる。
「まさか、ティスちゃんって……」
「ベタ惚れ。故に、扱いやすい。恋愛経験も無いので、貴方の時代風に言えば、彼女は単なる童貞」
「ど、童貞……」
童貞幼女かぁ。なんというか、凄い世界もあったもんだねぇ、ははは。
「すいませーん。宅配便でーす」




