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「ロゼお嬢様、おはようございます。本日はスカイマリー様とララミーナ様がお戻りになりますよ。さぁ、起きてくださいませ。」

「おはよう、アメリア。」

アメリアはここで新たに付けられた専属使用人だ。

「ねぇ、アメリアはスカイマリー様とララミーナ様をご存知なんでしょう?どんな方なの?」

「えぇ、存じ上げてますわ。お二人はとても仲の良い姉妹でいらっしゃいました。スカイマリー様は現在35歳、ララミーナ様はその一つ下でいらっしゃいます。」

聞けば、お二人は年に一度は時期を合わせて里帰りされるほど、仲が良い姉妹だそうだ。家族仲が良いのに、私のような存在がいるのは、さぞ恨めしいことだろうと思う。

「さ、ドレスは如何いたしましょうか。」

「空色の、刺繍を裾に入れた物がいいわ。」

「かしこまりました。お嬢様の髪の色と、とても良く似合いますものね。」

アメリアはドレスを着せた後、ロゼのふわふわの癖毛を優しくくしげずり、結えていく。


お二人のご到着は朝食後のお茶を終えた頃だった。豪華な箱馬車が2台、立て続けに前庭に止まる。

お父様と伯母様、私が前に、後ろには使用人がずらりと並び、お出迎えをする。

「「ようこそいらっしゃいました、スカイマリー様、ララミーナ様」」

「お久しぶりですね、お父様、伯母様。」

「こうして歓迎してくださって嬉しいですわ、お父様、伯母様。」

「久しいな、二人とも。...ロゼ、二人に挨拶を。」

「お初にお目にかかります、スカイマリー様、ララミーナ様。ナオレックで育ちました、ロゼ・ソルマリーヌと申します。」

ドレスを少し持ち上げて、目線を下げてご挨拶する。

「あら。...わたくしはスカイマリー・ロクウェル。モナリーお母様の長女ですわ。」

「わたくしはララミーナ・キリル。スカイマリーお姉様の妹よ。」

緊張と共に目線を上げる。

「わたくし達も今回のことは聞き及んでいてよ。貴女はアストラバーグに行ってしまうけれど、仲良くしましょうね。」

スカイマリー様は微笑んでそう仰った。

「どうぞ、よろしくお願い致します。」

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