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第137話 始まりの泉
神界の最深部。
巨大な泉があった。
「綺麗……」
セレナが呟く。
水面には星空が映っている。
その前に――。
一人の青年が立っていた。
黒髪。
黒い瞳。
俺と同じ顔。
「……また俺?」
青年が笑う。
「僕は始まりのレオン」
「始まり?」
「君より前に存在した、最初の魂」
俺は構える。
「戦うのか?」
「いや」
青年は笑った。
「話をしよう」
「何を?」
「君は何を望む?」
「仲間と生きること」
即答した。
青年は満足そうに頷く。
「なら、泉を使う資格がある」
しかしその瞬間。
泉から黒い手が伸びる。
「――!」
青年が叫ぶ。
「神喰らいだ!」
俺は後ろへ下がる。
黒い手が泉を汚していく。
「レオン!」
セレナが叫ぶ。
俺は拳を握る。
「アストラがなくても――」
「やるしかない!」




