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第124話 力を捨てる覚悟
「本気なの?」
リーゼが尋ねる。
「うん」
「無限魔力も?」
「うん」
「神剣も?」
「……それは少し惜しい」
俺が笑うと、みんなが笑った。
しかしアクアだけは泣いている。
「レオン……」
「どうした?」
「ボク、知ってる」
「何を?」
「その未来を選ぶと――」
アクアが震える。
「レオンは二度と神剣を使えなくなる」
「それでもいい」
「……どうして?」
「仲間が生きているなら」
俺は迷わなかった。
そのとき。
ノクスが前へ出る。
「なら僕も力を捨てる」
「ノクス?」
「僕だけが力を持っていても意味がない」
リゼリアも続く。
「私も」
セレナも。
「私もです」
次々と仲間たちが頷く。
俺は笑った。
「……ありがとう」
その瞬間。
神喰らいが怒りを露わにした。
『くだらない!』
『力こそが存在の証だ!』
「違う」
俺は答えた。
「人を守ろうとする気持ちこそ――」
「本当の強さだ」
アストラ・ゼロが最大級に輝く。
《最終権能への準備開始》
「最終権能……?」
《第七権能》
《名称――未確定》




