5 やっぱりあの子は
その日の帰り道。
「…ねぇ。聞いてるの?ちょっと」
「はっごめん!ボーッとしてた…」
木名子はふてくされたように、『む〜』と頬をふくらませる。本当に考え事してる時って何も聞こえなくなるんだな…と軽く感動してしまう。いけないいけない。
木名子は機嫌を悪くしたと思ったが、すぐにいつも通りの真顔に戻って…いや、わずかに眉を下げて、言った。
「まあ、考え事しちゃうのも分かるよ。だって、あんなことがあったんだもん。」
…そうだ。昼休みの、あの一件。
結局あの後あれ以上踏み込む度胸がなくて、以降どうなったかはわからない。だけど桜花ちゃんは昼休みの後も普通に授業に出ていて、本当に…普通だったんだ。
「……私ね、桜花ちゃんのこと、『特別』だと思ってたけど……あの表情を見てわかったんだ。やっぱ桜花ちゃんは普通なんだよ。だからね…心配なんだ」
諦めたような、悲しいようなあの瞳。
桜花ちゃん自身昔は普通の女の子だったのだろう。
でも、普通じゃないなにかが桜花ちゃんを悩ませているのだろうと、感じた。
私の中で、『佐藤桜花』が『普通』になった日。
『佐藤桜花』から『桜花ちゃん』に変わりました。最近更新速度が遅い…。自己満足とはいえ自分が許せんぞ、ウゴゴゴゴゴ。
今回は短めです。もっと会話を増やしたかったのですが、私の構成がド下手クソなので、こんな感じになりました。次はもっと頑張ります。
次回もよろしくお願いします〜!




