知らない天井→豹変
記憶喪失って怖いよね
「知らない天井だ」
って、当然か記憶喪失なんだから覚えてる方がおかしい。
「んードラゴンがいて、体が勝手に動き出したとこまでしか記憶にないな……」
「あっ起きましたね?」
「えっと、君は?」
「私は昨日ドラゴンに追われてたところを助けてもらったジウ=プカールです。 ここは私の家です」
「……えっと実はドラゴンと会って少ししてからの記憶がないんだけど、(俺はなんで)無事なの?」
「はい! おかげさまで!」
あれ? 噛み合ってない。
まあ、いいか言葉的に俺がやったっぽいし。
「えっとジウちゃん?」
「はひ! なんでしょうか?」
ジウちゃんは何故か顔が赤くなった。
あっいきなり名前をちゃん付け呼びしたのが悪かったのか? まあ今はどうでもいいや。
「俺さ記憶喪失みたいなんだよね」
「はい! って、えっ? 記憶……喪失?」
「うん」
「あの『ここはどこ? 私は誰?』の?」
「うん、どの『あの』かは知らないけど。
実際に今そんな感じ」
「えっと風の大魔導士様じゃないんですか?」
何故だろう懐かしい響きだ。
というか風の大魔導士がやってきたことは、ほぼ全て記憶してる。 ということは、もしかして俺は!?
風の大魔導士の熱狂的なファン!?
「ははっあの大英雄が俺なわけないじゃん」
「でも天竜種を単体で撃破なんて……」
「あれ天竜種だったの!?」
にしては小さかったような……
風の大魔導士が倒した天竜種はもっと倍ぐらい大きかったはず…… なんで知ってるかは思い出せないが。
「あの見た目……どっからどうみても天竜種ですよ」
呆れたように言うジウちゃん。 たしかに普通のドラゴンと違って鱗の光沢と牙、ツノの鋭さが異様だったな。
「あっそういえば!」
「ん?」
「そのことで王様に呼ばれてます!」
「えっ王様?」
「はい、王様」
「キング?」
「イエス」
「Oh……」
「では早速行きますよ?」
「えっ?」
「ほら!」
ギュイン!
「あぁ〜れぇ〜〜」
俺は腕を掴まれ、そのままジウちゃんは走りだした。
あまりの速さで俺は宙に浮いた。 宙に浮いた。
◇◆◇◆◇
「ジウ様ですか! 話は伺っています!
どうぞ! お入りください!」
「はい」
ビュッ!
門番が見えたと思ったら既に俺は城内にいた。
というか明らかに『自分王様です』って感じの髭面のダンディーなオッサンの前に出された。
「お主が天竜種を単独で撃破した者か、名を何という?」
「腕痛えええええええ」
「ウデ=イテエ?
変わった名前だな」
「ちげえよ!」
人の名前を間違えるのは、とても……とても酷いことだと思います。 万死に値するぐらいに。
「ぬ!?」
「貴様、王に向かって無礼だぞ!」
あっいつの間にか騎士みたいな人達に囲まれてるよ?
アハハハ……
「すいっませんでしたああああああ!」
やばい殺される! 殺されるのだけは嫌だ!
嫌だ嫌だイやだイヤだイヤダい……やだ……あっ……
「なあ何を言ってんだテメェら?
あんな単なる痛いってだけの叫びを人の名前に勘違いしてるクソ王がクソ王だけに頭沸いてんのか?」
「な、なんだこいついきなっがっ!?」
「はい! 1人目ぇ!
金的一丁ぅ!」
「じょ「今さら冗談でしたあ? とか、ふざけたこと言うつもりはねえよなクソ王?
人の名前間違えは万死に値する」……」
「貴様これ以上、王を侮辱することは許さんぞ!」
「なんだァ? この剣は?
風よ『薙ぎ払え』」
「なっ剣が!?」
「くそ! 総員コイツの警戒レベルをMAXにする!
スキル、魔法の準備も始m「口より手動かせよ」ガッ!」
「なんだア? この騎士達? 弱っちいな!
って、いつの間にかクソ王と元凶以外、全員ノビてらァ」
ふと色々なアイデアが浮かんだものの、この作品でいかすように出来るのはまだまだ先になりそうです……
まあモチベーション向上に繋がるんですがね!




