第五話
やっとこの物語に女子が登場します。
14時の研修室。
そこでは、吾妻先生が授業を始めようとしている。さ、寝よう。
「えー、それではね。この軍の説明をしていこうかね」
そうだ先生。そのまま行って、俺を夢の世界へ連れてってくれ。
と思ったが。
「あっそだ。大事なこと忘れてたよ。あのね軍がね、大手端末メーカーの極東電子に受注してたね、君たち新参の軍人がね、1番楽しみにね、してたね… そうそう、『戦闘補助端末』がね2週間早く届いたんだ。上官がね、“こっちが預かっておくのもなんだから”ってね、早く配ることにしたんだ」
マジ?なにそれ?早く頂戴よ。
「でもね、この授業?が終わるまで配らないよ。うん」
ぎゃ。先生それはないよ。読者の皆、おやすみ。
では、いつも通り要約したもの記しておこう。今回は長くなるだろう。
涼たちが入隊したこの都宮軍は現在陸、海、空軍に分かれており、青年志願兵は陸軍の一番下の組織である。だが、ここで昇級の紹介状を書かれるか、22歳までいるかすると、個人の性質によって3つの軍のどれかに配属される。だいたいの兵士は後者で昇進する。
読者の皆さんが一番気になっているであろう、兵器の話に移ろう。
都宮軍の標準装備は2460年創業の日ノ本銃器が開発したM98ヨーバクだ。(海空軍も)なお、これは横にバトルサポーターを装着できるようになっている。また今の所、陸軍最大の陸上艦船は、2600年創業の日本造船が建造した水陸両用航空母艦「櫻」だ。全長1500m、全幅420m、高さ396mの、超巨大艦だ。だが、空母とはいっても20世紀に大活躍したアイオワ級戦艦並みの攻撃力を持つ。
海軍は、27世紀末最強の艦船と言われる択捉級イージス駆逐艦(日本造船製)を保有する。約600mもの全長がある巨艦だ。他にも、全長約800mの伊豆型空母を保有している。伊豆型空母は、「菊式カタパルト」と呼ばれる、細い船体の側面が薄く開いた後、放射状に延びる滑走路を採用している。これを上から見ると国章の菊に見えることからだという。
空軍は世界有数の航空機、艦船数を誇りその中でも戦闘機では日空戦機製の極天5000が最強と言われている。これは、第三次世界大戦で最多撃墜記録2853を達成した「撃墜王」である服部空牙大尉の
愛機であるF63天翔をどんどん改良していった物である。ちなみに服部大尉には戦士名(設定集参照)が与えられており、服部空牙・スカイバーナ・ストライカが本名である。空中艦は空母が無く、今世界にある空中艦は全て戦艦、イージス艦、フリゲイト、輸送艦のみだ。
「じゃ、最後にね。バトルサポーターを配ろうか。」
ああ、終わった終わった。これを待っていたんだ。そして全員に箱が配られる。
「じゃあ、本体を取り出して、側面の電源ボタンを押してね」
スマホみたいなのをポチ。
「そこからは画面の指示に従って設定してね。」
設定が終わる。
ピロリン!いきなり画面に美少女が現れる。
「初めまして!Mokaです!」
「えーとだね、これはねAAIと言ってね、アシスタントAIなんだ。様々な場面でサポートしてくれるはずだよ。じゃ、今日はこれで終わろう」
「ちょ、おまっ」
こうして2次元少女との生活が始まった。
ではまた次回。