表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/16

葉子のノート2

「ただいま」


「おかえりー」


ママが声をかけてくれた。


「ママ、あのね。ヘルプノートはもう使わなくてもいい?」


「もうほとんど覚えちゃったし。無くても大丈夫かなって」


「実はちょっと、からかわれるんだよね。あのノート、もうボロボロだし」


「……気づかなくて、ごめんね。もっと早く作り直せばよかったね。本当に要らない?新しいノート作ろうか」


ノートの使っているページを思い出す。

一番よく使うのはクラスメイトと先生達の名前のページだ。


まだいるかもしれない。

私はクラスメイトの名前を覚えるのが結構苦手だ。


「うーん、じゃあ必要なページだけ、自分で新しいノートに写そうかな。ノート何かある?」


「あったと思う。ちょっと待ってね」


ママが2冊のノートを持って来た。

シンプルなノートと、表紙に子猫の写真が載ってる可愛いノートだ。


「葉子ねこ好きでしょ?可愛いなーと思って、この前買っちゃったの」


猫のノートは可愛いけど、学校で使うには向いていないかも。


「学校用はこっち使って、猫の方は家で自由に使って。日記とか書くのもいいんじゃない?」


2冊のノートを受け取った。

この子猫、あざとくて可愛いな。


ママってセンスいいかも。


___



自分の部屋。


新しいノートを開いた。

ママのノートを開いて、書き写そうとして手が止まる。


ーーー長い。


そもそもクラスメイトの名前のページは、手書きじゃなくてプリントを貼ったものだ。


書くのが面倒になってノリを剥がそうとするが、上手くいかない気がしたのでハサミで切った。


ママごめん。


なんとなく、ママのノートを切ったのは申し訳ない気がしたが、次のページに進む。


最後まで終わらせてしまいたい。

いったん止めるとやる気がなくなりそうだ。


ただでさえ、ノートを書くのは苦手だから。


ようやく新しいノートが学校で使えるヘルプノートになった。


うん、キレイだ。前のノートはめくり過ぎてページの所が膨らんできてた。


満足して一息つく。学校と公文のプリントもやっちゃおうかな。


それとも、日記を書こうかな。

一瞬考えたけど、面倒臭くなってやめる。


とりあえず、宿題を終わらせよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ