もしかしたら「究極の焼きそば」を完成させたかもしれない
私の住んでいる地方都市で、全市民に3000円分のギフトカードが送られることになりました。
利用期限は年内とのことなので、使い切らなくてはなりません。とはいえ、現金支払いとの併用が可能なのか、確認する必要があります。これは地味に重要なことです。お店で足りないと言われて、恥をかきたくないのです。
さすがに牛丼屋さんに一人で入って、3000円以上使い切るほどのバケモノではございません。とはいえワンランク上の回転寿司で3000円超える可能性もワンチャンあるし、猫カフェも長時間いたらニャンチャンあります。
……すいません。ニャンチャンと言いたかっただけです。
というわけで色々考えたのですが、まあ飲食店での利用は止めて、無難に米でも買おうと決めました。ついでに近隣のお米屋さんなんかもネットで検索してみました。
ていうかそもそも、お米はコープかイオンで買っている私なので、お米の専門店というのは馴染みがございません。たしかお酒も売ってた気がする、そんな程度の知識です。ナイツの塙がヤホーで調べるがごとく、私はとある米屋さんの紹介サイトを読んでいました。すると……
>店頭精米、10kgで10,000万円の高級なお米!
>結構売れてます (^_^)/
……え?
いや、本当にそう書いてあるんだって。一応著作権に配慮して、文章は少し変えてあるけど、値段と内容はそのまんまだから。
レアアースかな?
あるいは金粉入り?
お店の外観や、内装の写真を見るに、そんな高級品を取り扱っているようには思えません。近隣への配送がメインのお米屋さんです。サザエさんで言えば三河屋です。店員はサブちゃんです。……知ってる?
紹介サイトにはコメント欄がありました。私はそこに「10kgで10,000万円?」あるいは「1億を10,000万と表記?」などと書き込みたくなる衝動に駆られましたが……クッ……静まれ……我が右手よ……耐えるんだ……
……彩の絆
……虹の煌めき
……七つ星が輝くとき
……絹の光輝く娘の持つ水鏡が
……つや姫・秋田小町に一目惚れせん
──まっしぐらに、出でよ!「森のくまさん」
◇◇◇
正直、そんなに「焼きそば」が好きではありませんでした。
屋台の焼きそばより「UFO」や「一平ちゃん」のほうが美味い、そう思ってました。そりゃ「ホルモン焼きそば」とかは別格ですけど、普通に家庭で作る限りでは、そんなに美味いとは思っていませんでした。「マルちゃん焼そば」は及第点です。
でもね、今は違うんです。
聞いてください。ここにレシピを書きます。ぜひ試してください。異論反論は、これを試してからにしてください。とはいえ極めてシンプルです。
【材料】
・市販の「焼きそば麺」
・キャベツ
・合挽きミンチ
・オタフク焼きそばソース
・下味 (オイスターソースなど)
下味はなんでもいいです。私は焼豚を作ったときに余ったタレを使ったりもしてますが、全然アリです。味塩コショウとかでもアリですが、できれば甘い系がおススメです。甜面醤もアリ。
【調理法・詳細】
①焼そばの麺を30パーセントくらいカリカリに焼きます
これが最重要。私はノンフライヤーで15分くらい焼きます。オーブンとかでも簡単に出来そうですが、フライパンでもいけると思います。とにかく麺の三分の一が「揚げそば」になるくらい茶色く焦がします。
レンジで一度温めたり、湯通し・油通しはしない方がいいです。袋から出したままの形で焦がします。これも重要なのですが、全体をまんべんなく焦がすのではなく、焦げてるところ・生のところが、それぞれまだら模様になっている状態が正解です。
そして焼けた麺は、皿などに移し替えます。
②合い挽きミンチをフライパンで焼きます
ただ焼けばいいのですが、あえて言うなら「広げて焼く」です。ダマになっているなら軽く崩して、あとは触らない。脂が出て片面が焦げるくらいでひっくり返します。量の目安は、肉より脂の量で判断してください。だから結構少なめで十分です。
③キャベツをフライパンに投入します
焼くというより、合い挽きミンチから出た脂をまとわせる感じで軽く炒めます。なんならキャベツは生でもいいくらいですので、本当に軽くで大丈夫です。それより、脂をまとわせることを意識してください。
④下味を入れます
合い挽き肉+キャベツ+下味で、薄味の野菜炒めくらいのイメージです。なんなら無くても良い工程ですが、やったほうが美味しいのも確かです。
⑤麺を投入します
先にいっときますが、一部がカリカリに焼けてますので混ぜにくいです。ていうか混ざりません。ですからキャベツにまとわりついた脂を麺にからませ、ある程度全体がコーティングしたと判断したら……
⑥オタフク焼きそばソースを麺に回しかけます
ソースの水分で麺をほぐします。麺全体にソースがからまったと判断したら完成です。
【調理法・まとめ】
①焼そばの麺を30パーセントくらいカリカリに焼きます
②合い挽きミンチをフライパンで焼きます
③キャベツをフライパンに投入します
④下味を入れます
⑤麺を投入します
⑥オタフクソースを麺に回しかけます
※フライパンは中火です
【失敗例】
・水分が多くてビシャビシャ
キャベツの焼き過ぎです。
・脂が多すぎ
ミンチの量が多すぎです。
・味が薄い、コクが無い
合い挽き肉を使いましたか?
この「焼そば」、カリッとした麺の食感が、シンプルゆえに輝く脂とソースが、本当に、本当に美味しいです。簡単ゆえに、一度口にすると引き返せなくなります。ぶっちゃけ、蒸し焼きの「焼きそば」に戻れません。
◇◇◇
連載している「天使すぎるV系バンドの新ボーカル、即興で作る歌詞がヤバすぎる──しかもその場で歌います!」で8月18日と8月19日に投稿する
「特別編・韓国バンド物語 ─前編」
「特別編・韓国バンド物語 ─後編」
絶対、絶対読んでください。なんなら、この二話だけでも読んでください。
だって、登場人物とバンド名以外は実話ですから。創作の形を借りたエッセイです。私が衝撃を受けた瞬間です。特に後編はお見逃しなく。
この話、マジで後世に伝えたいですわ、ホーッホッホッホ!




