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第14話 文化の秋
「突然ですが、第一回女神カードゲーム世界大会IN秋の収穫祭を開催することになりました!」
「……ついに夢と現実の区別がつかなくなったのね」
「夢じゃないやい!」
わたしは集まった面々に、ことの経緯を説明した。
◆
「あなたが湯風音ちゃんね。はじめまして、秋山です」
その挨拶は、秋の涼風のような心地よさでわたしを包む。これが神気!?
「はじめまして、洗井湯風音です」
「どうしてもあなたに会いたくて、無理を言ってしまったの。ごめんなさいね」
「信じられませんが、湯風音さんの作ったカードゲームを大変気に入られたようで。本当に信じられませんが」
「マジで?」
「――マジよ。実在の女神をカード化する発想には痺れました。そして、どんな女神にも活躍の場があるゲームバランスも最高です」
「……いや、今はバランス崩壊してるんですが」
「問題ありません! 解決策を考えてきました!」
――秋。それは、山々が色づく行楽の季節。そして海の幸、山の幸も豊富な実りの季節。
何より、様々な芸術に触れる、文化の秋である。
秋山さんは、重度のオタクだった。




