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魔法少女ダイアリー♡  作者: 鈴森京也


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105話 収録・前編

■0:00~0:30 オープニング


ミア

「みんなー! こんにちは! こんばんは! 今日からVチューバーデビューするミアよ!」


ミオ

「そして――ミアお姉ちゃんを世界で一番愛してる、大好きな、大好きなミアお姉ちゃんと一緒にVチューバーデビューできて、ミオは今、感動で胸がいっぱいなのですっ!」


ミア

「もう、ミオは本当にお姉ちゃん子ねぇ。ミオ、あたしのこと大好き過ぎない?」


ミオ

「好き、好き、大好き! 宇宙で一番ミアお姉ちゃんが大好き! ずっと、ずーっと、ミアお姉ちゃんと一生離れないんだからぁ!」


ミア

「ふふっ、これからは、ずっとあたしと一緒にVチューバーとして頑張っていくわよ!」


ミオ

「はーい!」


■0:30~1:30 自己紹介(ミア→ミオ)


ミア

「じゃあ、張り切って始めるわよ! 最初は自己紹介からよ! まずはあたしから。あたしはミア、元気で明るくて、みんなを笑顔にしたいVチューバーよ! 得意なのは歌を歌うことと、妹のミオを可愛がること!」


ミオ

「そうなのです! ミアお姉ちゃんは、世界で1番優しくて、世界で1番可愛くて、世界で1番お歌が上手な、世界で1番カッコいいのです! わたしは、そんな素敵なミアお姉ちゃんを応援する妹なのです!」


ミア

「ちょっと、ミオったら! さすがに褒めすぎよ。あたしのことばっかり言ってないで、ミオもちゃんと自己紹介しなさい!」


ミオ

「はーい! わたしはミオです! 好きなものは『ミアお姉ちゃん』! 趣味は『ミアお姉ちゃん』! ミアお姉ちゃんのためなら、なんでも頑張るミアお姉ちゃんの妹です! これからは、ミアお姉ちゃんと一緒にVチューバーとして頑張ります!」


ミア

「ね、ミオって可愛いでしょー! みんなー、これがあたしの可愛い妹のミオよ! あたしと同じように、ミオのことも応援してね!」


ミオ

「よろしくお願いします! ねぇねぇ、ミアお姉ちゃん! ミオ、ちゃんとお話しできたよ! ご褒美に、いつもみたいに『なでなで』してぇ!」


   ミオ、画面に一礼した後、ミアに撫でろと勢いよく頭を差し出す。


ミア

「もうっ、配信中なのにしょうがないわねぇ。ごめんね、みんな。ミオは甘えん坊さんで、いっつもあたしにベッタリなの。でも、可愛いからいっぱい『なでなで』しちゃう!」


   ミアがミオを『なでなで』する。


ミオ

「はわぁぁぁぁぁぁ♪ お姉ちゃんの手、あったかぁい……好きぃ! 大好きぃ!」


   ミアに『なでなで』され、ミオが幸せそうな表情で身を委ねる。


■1:30~2:30 ミアとミオの関係紹介


ミア

「はーい! 『なでなで』タイムはおしまい! Vチューバーとして、ちゃんと配信続けないとね!」


ミオ

「えー、もっとミアお姉ちゃんに『なでなで』されたいよー!」


ミア

「もう、ミオは本当にあたしのことが大好きなんだからぁ」


ミオ

「うん! ミアお姉ちゃん大好き! ミアお姉ちゃんが他の人と仲良くしてると、胸がきゅーってして苦しくなるの! だからミアお姉ちゃんは、わたし以外の人と仲良くしちゃダメだよ?」


ミア

「あらあら、ミオったら意外とヤキモチ焼きで独占欲が強めなのね!? まあ、そんなところも可愛くて最高なんだけど!」


ミオ

「だって、ミアお姉ちゃんはミオのものなんだから!」


ミア

「ええっ、ミオに所有権を主張されちゃったわ! そこまで愛してもらえるなんてお姉ちゃん冥利に尽きるけど、さて、この甘えん坊さんをどうしようかしら?」


ミオ

「じゃあもっと『なでなで』して! ミアお姉ちゃんに『なでなで』されるのだーい好き! ミアお姉ちゃん、大、大、だーい好き!」


ミア

「もうミオったら! 甘すぎて溶けちゃいそうよ!」


■2:30~3:30 活動内容紹介


ミア

「ミオのお姉ちゃん子っぷりは置いといて、これからは雑談とかゲームとか歌とか、とにかく色々な企画をやっていくわよ!」


ミオ

「ミオはミアお姉ちゃんのそばで、ミアお姉ちゃんを支えたり、ミアお姉ちゃんを守ったり、ミアお姉ちゃんが疲れたら、膝枕してあげたりして応援します!」


ミア

「ミオの膝枕でお世話!? それは気持ち良さそうね! ああ、でも配信だとマズいかしら!?」


ミオ

「ちょっとくらい大丈夫だよ! ミアお姉ちゃん、ミオの膝枕でゆっくりお休みしてね?」


ミア

「ミオの気持ちは嬉しいけど、配信中に甘やかされすぎて完全ダラけモードになったらリスナーさんに怒られちゃうわ! みんなも、ミオの暴走愛が爆発したら止めてね? あたしじゃ甘やかしちゃって止められない時があるから……」


ミオ

「みんな、止めなくてもいいよ? みんなも、わたしに膝枕でお休みするミアお姉ちゃん見たいよね?」


■3:30~4:30 雑談


ミア

「さすがにデビュー配信だけあって、今日のミオは頑張っているわね。ほら、ミオって隙あらばダラダラしようとするじゃない? 可愛いけど」


ミオ

「えっ、そんなこと……ないよ? 本当は、わたしがミアお姉ちゃんに膝枕してもらってダラダラお休みしたいなんて思ってないからね?」


ミア

「あら、そんなこと思ってたの? そういえば、前に膝枕しながら『なでなで』してあげた時は、ミオ凄っごく気持ちよさそうだったわ」


ミオ

「うん! ミアお姉ちゃんに膝枕してもらいながら、『なでなで』してもらうの最高に幸せな時間だった……またミアお姉ちゃんに膝枕してもらいながら『なでなで』して欲しいです!」


ミア

「『なでなで』して欲しいです! なんてうるうるした目でおねだりされても、配信中は我慢よ! あとでいっぱいしてあげるからね? あ、そんな捨てられた子犬みたいな顔してもダメだからね!」


   ミオが悲しそうな表情でミアを見つめる。


ミオ

「うう~! ミアお姉ちゃんがそう言うなら、あとで『なでなで』してもらうお約束で、頑張って我慢する!」


ミア

「もうっ、あとで『なでなで』してあげるから、最初の配信なんだから、あたしに言われなくても頑張りなさい!」


ミオ

「はーい!」


   ミオが嬉しそうに笑う。


■4:30~5:00 締め


ミア

「というわけで、ミア&ミオの初配信でした! これから2人でいっぱい楽しい思い出を作っていくから、応援してくれると嬉しいな!」


ミオ

「ミアお姉ちゃんと一緒にいられるなら、ミオは毎日幸せなのです。そして、次こそはミアお姉ちゃんに膝枕してもらいながら『なでなで』してもらうつもりなのです」


ミア

「いや、いくら可愛いミオのお願いでも、配信中に膝枕しないわよ?」


ミオ

「じゃあ『なでなで』だけでもいいよ?」


ミア

「ふふっ、しょうがない甘えん坊さんねぇ……はい、『なでなで』♪」


   ミアがミオの頭を優しく『なでなで』する。


ミオ

「はわぁぁぁ♪ ミアお姉ちゃん大好き! ミアお姉ちゃん、ずっと、ずーっと一緒だよっ!」


ミア

「はいはい、あたしもミオのこと大好きよ。もちろん、見てくれたみんなのことも大好きよ! それじゃあまた次の配信でね! ばいばーい!」


ミオ

「最後も、大好きなミアお姉ちゃんと一緒に――――みんな、ばいばーいっ!」


   ミオがミアに飛びついて抱きつき、ミアが笑いながら受け止めて手を振り、配信終了。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


 昼休み、龍鳳学園のレストランの一角――。


 収録予定日の昼休みに突然渡された、ミア執筆のVチューバーデビュー用の台本を読み終えたわたしは、ただただ困惑している。


 当然のことながら、前もって進行台本という時間とプログラムが書いてあるものを渡されており、それを見る限り、もっと、こう、ミアとのダラダラ~っとした雑談的なものを想像していたのだが……何なのこのミアとミオのラブラブ実況中継は!?


 収録・中編 へ続く!

 ※10月21日(水)19時投稿予定

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