研究者たる者の極意
ピピーーーーーーーー!!
『エラーにより処理を中断します』
『エラーコード CE-345443-0』
「んああああああ!わけわかんねぇ!さっぱりわかんねぇ!」
最近ほんと上手くいかねぇ、1歩進んだと思ったら2歩どころか10歩くらい下がっちまう…。
そんな私、いや俺は七切望[ナナキリ ノゾミ]売れない研究者。
「はぁ…」
ついついため息をついちまう自分に嫌気がさす。
「まーた頭抱えてるんですか、七切さんはいつもこん詰め過ぎなんですよ、ちょっとは休憩したらどうですかー?」
心配性なこの子は二殴甘楽[ニオウ カンラ]お茶の差し入れなど気が利く後輩だ、しかし世話焼きが過ぎて困る時もある…。
「あのなぁ?研究ってのは休んじまったら研究になんねぇんだよ、日々誕生する最新の技術、知識を追求するそれが研究だ!霖音もそう思うよな?」
黒板の数式と睨めっこしている細身の男性、彼は九突霖音[クツキ リンネ]幼い頃からの知り合いでお兄さん的存在
「え?あ…うーんその理論が正解だったとしても…と答えておこう」
「ぷークスクス、霖音さんもこう言ってるんですししっかり休んでくださいね!まぁ戦力10%にも満たない七切さんが休んだところで然程進捗に影響しませんよー」
ムカッ
イチイチ煽るのやめんかコイツ。
先輩を大切にするのかしないのかハッキリして欲しい、対応に困るッ!
だがここは堪えろ望、今説教じみたことを言っては心の狭い人間に思われちまう
「お前らぁああああ!ああわかった…わかったよ!少し散歩してくる」
「あっ望!休んでくるだったらついでにこれ今月の研究室代どうせ君のことなら忘れてると思ってね振込よろしくー」
あっそういえば忘れてた、研究に没頭して少し周りが見れてなかったな甘楽や霖音にはいつも助けられてばっかりだ。
「ちゃっかりしてんなーまったく……」
---ありがとな
-
-
-
---『望…それはあなたの幻想ではなくて?』
つづく
祝!初投稿!
どうもギワチミンです!
これからこつこつのんびり連載予定なので乞うご期待。




