エピローグ
そのあとソラは最後の力を振り絞って獣人の国に渡る。
先の戦いでだいぶ魔力を使ってしまったのか身体が重い。
なんとか獣人の国に入って、昼間にきた泉の方へと向かう。
夜は開けようとしていたがまだ薄暗い。
さすがにこんな時間、しかも昨日の今日でいるはずがないと思いながらも歩んでいく。
するとそこには薄暗さと日の光差し込んでいてさらに神秘的な場所へと変貌を遂げていた。
あまりの綺麗さにソラは唖然としていると。その明かりの奥から銀髪が日の明かりを浴びていっそう綺麗に見え、その神秘的な場所とマッチした女性が現れる。
『また来てくださったのですね。』
その銀髪の女性は笑顔で話しかけてくる。
『うん、まぁね。ここに来たら会えるような気がしてね。』
なんだろう今にして思うと絶対会えるって気がしてた。
『こちらに来てください。』
『えっ!』
ソラは驚きながらもニアの元へといく。
手を伸ばせばニアに触れられるところまで近づく。
するとニアの胸に顔が包まれるように抱きしめられる。
ソラはさらに驚愕な出来事に思考を巡らせていると。
『泣いてもいいんですよ。悲しいときは泣いてもいいんです。』
するとそんな言葉を聞いてか、ソラは泣きじゃくる。
いままでせき止められていたものが崩れさるみたく。
何も言わず抱きしめながら背中をさすってくれるニア。
この森に泣き声がコダマする。
それは自分をここまで育ててくれたお母さんの、自分を家族の一員として優しくしてくれた村の人たち、最後まで自分に生きる勇気をくれたカレン、そんなみんなの分まで泣き続けた。
それから5年…
ソラはこの神秘的な森に来ている。
『やっぱりいかれるのですか?』
そう言うのは、可愛さが減り美しさが増したニアである。
『ごめん、あんな出来事があったけど、それでも夢(冒険)を追い続けたいんだ。』
ソラは駆け出す。まだ見ぬ世界へ。
そしてまだ語られない大冒険へと。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
初めての作品ってことで至らぬところが多いと思いますが自分として書いてて楽しかったです。
もう一つ連載中の作品があるのでよかったらそちらも読んでいただけると嬉しいです。




