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Eternal Sky Online   作者: E.T.
スカイ・エントランス

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5/16

初イベント

カフェから出ると、彼の言った通りチンピラ集団がやってきた。


『よくも弟をいじめてくれたなぁ…!』


いや、いじめられたのはこっち…


しかし、NPCにそんな事を言っても無駄だろう。


現れたチンピラ集団は5人…!

えーと、どうする…!?

流石に5人全部は…!


「5人やるから、大丈夫。」


ゼファーさんはそう言って、スキルらしきものを発動した。


「空雷。」


突如、空に雨雲が走り、そして、5つの雷が落雷したのだ!


「ぎゃひっ!」


NPCたちは焼けこげて、1人残らず倒れた。


「す、すごい…」


私は思わず呟いた。


「初期のキャラは弱いね。

まるで相手にならない。」


彼は剣を引き抜く事もなくチンピラ集団を片付けてしまったのだ。


「さすが、終焉の攻略者ゼファー!」

「ゼファー様ぁ!♡」

「きゃー、かっこいい!」

「やるなぁ、やっぱり!」


などと街のプレイヤーらしき人達から歓声が飛んだ。


「終焉の攻略者…?」


「あぁ、そう呼んでる人も、ね。」


「そ、そんなにすごい人だったんですか…?」


「うーん、まぁ…」


彼は濁すようにそう言った。


「あの、ありがとうございます…」


「いいよ、これが約束、でしょう?

そして、引き換えに、君に…」


「はい…」


何を言われるのだろうか…?

私は内心ドキドキしていた。


「正直さ、決めてなかったんだよね…」


「へ…?」


「君に何をして欲しいかって事だけど…」


「そ、そうなんですか?」


「うん。」


うん。って言われても…


「ねぇ、君、顔…」


「え、何か付いてます?」


「じゃなくて…

可愛いよね。」


「はっ?」


「…胸も大きいし。」


ゼファーさんはじっと私の胸元を見る。


「ど、どこを見てっ…!?」


「決めた…

僕と付き合って?」


「…えぇぇぇぇぇ!?」


「そんなに大袈裟に驚く事無いんじゃ…」


「そ、それは…」


「何でもって言ったよね?」


「で、でも…」


「いいんだよ、僕は?

身体で払ってくれても?

どうせ、君には大きなオッパイしか取り柄無いんだし。」


酷い言い草だ!


「そんな…

でも…」


「彼女になる?

SEXする?」


私は数秒考えた。

しかし、後者の選択はとてもじゃないが、無理だ。


「…彼女に…なり…ます…」


そう小さく言うと、ゼファーさんは最上級の美しさで微笑んだ。


「よろしく、マリス。」


そして、ゼファーさんは右手を差し出した。

おずおずと握り返したその手は何だか柔らかくて心地良かった。


「ゼファーさん、もう…手を…っ…!」


「ゼファー、って呼んでくれないか?」


「ゼ、ゼファー、手を…!」


そう言うとゼファーはパッと手を離した。

ここまで読んで下さって誠にありがとうございます…!

少しでも面白い、と思われましたら、お星様の評価、ブックマーク、イイネ、感想にて応援よろしくお願い致します!

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