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次の話からは幕間を少し書こうかなと思います。

近頃、といっても数年前からだが、学園国リハルにはうわさが流れていた。


曰く、


「それは殺し屋である。」


曰く、


「それは、夜の覇者である。」


曰く、


「それは、冥府よりいでし悪魔である。」


◆▲◆


そこは現代日本風に見れば普通の家だ。しかし、住む者は違う。


二階のベッドで目を覚ましたのは群青色の髪と瞳をもった少年だった。年齢は今年で十四になる。彼は、顔を洗った後、服を着替えて外出する準備をした。ここまでは、普通だろう。だが、少し違うのはここからだ。少し古い包帯を両目を隠すように巻き、後ろで結ぶ。


リハルの朝市は活気に満ちている。全世界の特産品が集まってくるからだ。しかし、少年はそんなものには目もくれず、一つの酒場に入った。簡素な酒場。朝だが、人が少しいる。


彼は、カウンターに座り店主に金貨を渡す。


「ようこそ、奥で着替えてきな。」


当たり前のように奥の部屋へ少年は向かう。すぐそこにある部屋の中に、一人の男が待っていた。


「この前の暗殺はご苦労。これは報酬だ。」


そういって、テーブルに置かれた袋には金貨が詰められている。


「それで、次の仕事だがな、まあしばらくはない。好きに過ごしてくれ。」


そういって、男は部屋を出た。部屋には、少年一人が残された。少年は、袋を弄んだりしていたがふと飽きたのか部屋を出た。


酒場を出ると、太陽の日差しが眩しかった。先ほどまで暗い部屋にいたからなおさらだ。もうすぐ公立フライハイト学園という学園国リハル唯一の学園であり世界最高の学び舎の入学試験があるので世界中から人が集まっているのだ。


(あぁ、まだ少し冷えるなぁ。)


何か軽食を買おうかとも考えたがやめておいた。金はあるが金貨はそこら辺の屋台じゃ使えない。


(そういや、ゲームじゃ俺もここに通うんだったよなぁ。)


おおきな、フライハイト学園の校門を前にしてふと物思いにふけっているとふと校門の方から声をかけられた。


「君、入学試験の申請かい?それだったらこっちでできるよ。」

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