#28 正気
何も始まんないわ
それでも良いわ
いわば地獄のような孤独の部屋
何も期待しないわ
それが良いや
でもそれもやっぱり無理で
足を挫いても湿布はない
夢は破れてもなお輝く
惨めだよね、愚かだよね
まだ足を引きずってる
どこか安らげる場所で
ちゃんと傷を癒したい
でもねそれはきっと生きてる限り
無理なんだよね、知ってるよ
だから
私にはせめて
この世に絶望することがないように
疲れ切ってしまわぬように
今日が最後だったとして
それでも良かったって
大きな声で笑えるように
笑って今日を終わらせるために
生きて、生きて。
そうできていれば
どれほど。
今日までの幸せを数えてみたけど
かと言って昔を思い出す気にはなれない
何も赦してないし
自分も釈してない
それで良いわ
それでも良いわ
いわば万華鏡の中のような地獄の螺旋
もう足掻かないわ
それが良いや
この皮肉に絶望の片鱗を見いだしながら
切り傷ができても麻酔はない
でも憧れは目を背けてなお輝く
哀れだよね、馬鹿だよね
また傷を作っても取り憑かれてる
どこかでこの躯を休めたい
傷だらけのこの身を持って
何処へ行けるというのだろう
また古傷が血を流す
もう無理だよ、そう言えたのなら
だから
あなたにはせめて
この傷を負わせないように
私と同じ景色を見ずに済むように
あなたは知らないままで良いように
今日は続いてゆくとしても
それでも良いかと思えるように
あなたにこの傷を押し付けないように
疲れたよ
知ったかぶりの大人たちにも
それを諦めている私自身にも
この息苦しさが消えるのならば
消えるのならば
私は何だって、何だって。
そう
何だって。
自分が考えた事をそのまま書いた詩です。ぜひ他のものも読んでみてください。
感想をいただけると嬉しいです。次の創作の参考にします。




