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TRPGを作ろう  作者: 宮沢弘
第六章: 補遺
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スキルのコンボ

 え〜と、おおまかな話として「スキルのコンボをTRPGで再現できるか」という質問をいただきました。まぁ、コンボと言っても、戦闘時に数ラウンドかけてとか、パーティの態勢を整えてという話ではないのですが。それらは特殊な状況や条件でなければ、普通にやればいいだけですので。


 結論ですが、できます。


 その上でですが、要は「継続時間を持つ魔法かなにかの重ねがけ」が可能かどうかという話に落ち着くと思います。そうだとすれば、「できる」と書きましたが、正確には「昔からある」ということになります。

 たとえば、前衛の武器にマジック・ユーザがエンチャントし、クレリックが前衛を祝福することで防御力を増すみたいな話です。

 で、この例ではマジック・ユーザとクレリックが別々にエフェクトを起こしていたわけですが、そういう場合でも、あるいは一人のPCが複数の継続時間がある魔法かなにかを使う場合でも、重ねがけを認めているTRPGもあれば、認めていないものもあります。認めていない場合、先にかけた魔法かなにかのエフェクトが消え、後からの魔法かなにかのエフェクトが有効となるというような処理になっているかと思います。あるいは、継続時間が切れるまで別の魔法みたいなのは使えないとか、使ってもいいけど無効とか、先にかけた魔法みたいなのを解除してからにしてねという場合もあります。

 この点は、高レベル的な魔法かなにかの重ねがけは洒落にならない効果をもたらす場合があるので、そういう制限があっても理不尽というわけではありません。プレイヤーとしては理不尽と感じるかもしれませんが、システムが扱かえる範囲という観点からだと、「認められないよね」となったりするわけです。まぁ、「エフェクトの方でバランスとっとけ」という意見はあるかもしれません。


 ですので、「継続時間を持つ魔法かなにかの重ねがけ」は、制作者がルールとして認めるか、認めないとしたらどういう処理や理由を作るかという、案外気楽な話です。

 あとは、「スキルの使用回数制限」の方も参照してもらうのもいいかもしれません。


 ついでにですが、カードゲームでもTRPGでも、個々のスキルやまぁなにかが、システムの基本的な部分や個別のルールを変更することがあります。これについてって書いてましたっけ? 書いてない気がするので、重複するとしてもここでも書いておきます。

 そういうのが面白いという方もいると思いますが、個人的には「それだけは絶対にやるな」という部類に入ります。気分の問題でもあるのですが、テストが複雑になるという理由もあります。第一、システムもルールも物理法則みたいなものなので、GMによる運用の際はともかくとして、「スキルや魔法とか、ともかくたかがその程度のもので物理法則を捻じ曲げるとかおかしいだろ」というのが理由です。また、システム自身は極力シンプルにしておくに越したことはないという考えでもあります。まぁこの点については、ルールそのものの記述が「XXXによって指示されるなんとかによってどうこうする」となっていれば、テストの問題以外の条件はクリアしますが。


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