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第三十六章:命

続き頑張って書きます!

読んでくださってありがとうございます!

扉が再び強烈な光と闇を放ち始めた。世界を揺るがすような脈動は、俺たちを取り巻く状況をさらに緊迫させていた。リーナ、エリス、勇者の三人はそれぞれ俺のために動き、この危機を乗り越えようとしていた。だが、その均衡は一瞬にして崩れることになる。


リーナは扉の安定化を図るため、魔法陣の調整に全力を尽くしていた。その顔には緊張の色が浮かび、身体には疲労が滲み出ていた。それでも彼女は決して手を止めなかった。


「管理者様、この魔法陣を完成させれば、扉の暴走を抑えられるはずです!」

リーナの声には確信があった。


「頼むぞ、リーナ。お前の力が鍵だ。」

俺がそう言うと、リーナは微笑んで頷いた。彼女の紫の瞳は強い意志で輝いていた。


しかし、その時だった。扉から放たれる闇が急激に膨れ上がり、不気味な声が空間全体に響き渡った。

「不浄なる者よ、この場にふさわしくない者を裁け……」


その声に応じるように扉から黒い影が飛び出した。それは形を持たない闇の塊のようで、触れたものすべてを飲み込む恐ろしい存在だった。


「管理者様、これは……!」

リーナがその影を見て驚愕の声を上げた瞬間、影はまっすぐに彼女に向かって突進してきた。


「リーナ、下がれ!」

俺が叫んだが、彼女はその場から動こうとしなかった。


「ダメです、管理者様! この影を止めなければ、扉が完全に暴走してしまいます!」

リーナはその場で魔法陣に向けて呪文を唱え始めた。その手から放たれる光が影を一瞬だけ押し戻す。


「リーナ、お前一人で何とかなるわけがない!」

俺が駆け寄ろうとするが彼女は振り返り、微笑んで言った。

「私が選んだのは管理者様を支える道です。それが私の役目だから……。」


その言葉に俺は胸を締めつけられるような感覚を覚えた。


リーナの魔法は影を抑え込むのに効果を発揮していたが、彼女自身の魔力は限界に近づいていた。次第にその光は弱まり、影が再び勢いを増して彼女に迫ってきた。


「リーナ、やめろ! お前が犠牲になる必要はない!」

俺の叫びも届かず、リーナは最後の力を振り絞って魔法陣を完成させた。


「管理者様、これで……少しの間だけでも扉を安定させることができます。後は……お願いします……。」

そう言った瞬間、影がリーナを包み込んだ。


「リーナァァァ!」

俺が叫びながら手を伸ばすも、影は一瞬で彼女の姿を飲み込み、闇の中へと引きずり込んでいった。


エリスが呆然とした表情でその場に立ち尽くしていた。

「リーナ……嘘よ……こんなのって……。」

彼女の目から涙がこぼれ落ちる。


勇者もその場に駆け寄り、歯を食いしばりながら拳を握りしめた。

「リーナは……自分の命を犠牲にしてまで、私たちを守ろうとしたのね……。」


俺はその場で膝をつき、怒りと喪失感で拳を地面に叩きつけた。

「リーナ、お前は……俺を守るために……こんなところで……!」


扉の闇は一時的に静まり返ったものの、リーナの犠牲がもたらした安定がどれほど長続きするかは分からない。そして、その闇の中から再び不気味な声が響いた。


「さらなる犠牲がこの場を浄化する……。次なる標的は誰だ……?」


その言葉に俺は立ち上がり、冷たい怒りを胸に抱えながら扉を睨みつけた。

「リーナの犠牲を無駄にはしない。この扉の力を俺のものにし、この闇を完全に支配してやる……!」


エリスと勇者は俺の隣に立ち、揺るぎない決意を見せていた。

「管理者さん、私たちはまだ戦える……リーナのためにも!」

「彼女の犠牲を無駄にしないために、絶対に諦めない!」

リーナ。。

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