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長く続いたネクロニカ  作者: 神坂将人
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第四章 アドベンチャーパート2 Bチーム

寝室に移動して身体を直したドール達、自分達の修復を終えて自分達以外のアンデッドであるグレイミーと呼ばれた女性の修復をする。


グレイミー:「うぅ…痛っ、痛いぃぃ……こんな事なら痛覚なんて残すんじゃなかった」


テオ:「軽口叩いている状況じゃなかったんだぞ。あの肉塊の一部になっていたかもしれないのに、彼女らに感謝しろ、僕だけじゃ助けられなかったんだからな」


グレイミー:「う、うん。改めてありがとう私は……」


そこまで言って姉妹達に目を向けた時にその表情は瞬時に恐怖に変わり修復も終わってないのにズタズタの身体を引きずりながら壁に背をつけて怯える。


グレイミー:「はわわわわ!悪霊退散悪霊退散!!ドーマンセーマンドーマンセーマン!!テオ逃げてぇぇ!!」


テオ:「おいおい落ち着け、助けてくれた人になんてこと言うんだ」



行動判定 


シルヴァ(将人) 出目…9 成功


ルルナ(ジン) 出目…10 成功


ララ(ヴァン) 出目…1 大失敗 テオへの信頼●●●○



ララはグレイミー慌てた姿と取り乱した行動に少し、恐怖を感じて注意深く観察できなかったがシルヴァとルルナはグレイミーはドール達ではなくシルヴァを怖がっていることが分かる。


ルルナ:「シルヴァちゃんに向かって言ってるの?私たちのかわいい仲間をそういうなんてどういう神経してるの?助けない方がよかった?」


シルヴァ:「ルルナお姉ちゃん……」


ルルナ:「ごめんね、これだけはシルヴァちゃんが気にしなくてもこっちが気になるの」


グレイミー:「……えっ?なんで喋れて……というか会話出来……もしかして、オリジナルなの?」


テオ:「さっきからどうしたんだ?怖がったり、会話できるとかオリジナルとか一体何の話をしているんだ?恐怖で頭がおかしくなったか?」


グレイミー:「だ、だってその子は…あっいや、その子だけどその子じゃなくって別のその子で…」


テオ:「何を言っているのか分からねえ」


ララ:「私も気になるから順を追って説明してくれない?まずはあなたがいた階層でなんで今まであいつにやられなかったのか、という点かな」


ルルナ:「それってどういう?」


ララ:「考えてみなよ。彼女が今まで壊されない事っておかしくない?テオさんでさえ、生きていることが珍しいのに、あの馬鹿でかいやつと同じ階層にいて生き残れたら、それこそ奇跡や幸運だけじゃ片付けられない」


グレイミー:「そうね…そう疑問を持ってもおかしくない…か。うん、それから話すよ。まず、あの大きい肉塊は壊された私たちの仲間を取り込んだりしたやつなの。元々は小さくて一定の冷気で活動を停止出来るんだけど、それの一部を取り逃がしたようで、一階層上に閉じ込めていたんだけどなぜか全階層のロックが解除されたようで」


テオ:「あっ」


シルヴァ:「へっ?」


ルルナ:「それって」


ララ:「ちょっと待て、そのロックは…」


グレイミー:「…………その反応と解除キーを知っている人、最下層に行ける人物でおおよそ事情は察したけど改めて問うね。どういう事?」


テオ:「それは…ですね……何というか…」


テオは今までのやり取りや離れ離れになった姉妹の事と過程を話すとグレイミーは納得したが、判断の軽率さに少し、呆れているようだった。



ヴァン:「今屁理屈を言ってごまかそうとしたけどそれでさっきのバトルパートがなくなるわけじゃないんだよな」


将人:「それにそうすると寵愛点も無しになりそうだし……」


ジン:「すでにバトルパートが終わった以上、致し方無いと思うしかないのが少し、もどかしいな」



ララ:「まぁまぁ、落ち着いてグレイミーさん。テオさんも悪気があったわけじゃないの。むしろ善意でやってくれたんだし、そんな事態になっているなんて知らなかったんだから……」


グレイミー:「知らなかった、気付かなかったで済む話じゃないんだけど……まぁ、後でいいか、その開いた音を聞いた時にはすでにやつは私のすぐそばにいた。理解していると思うけど、見た目に反してすごい速かった。痛覚を残したのが祟って、動きも鈍ってこの階層までこれたのが奇跡だと思ったわ。テオがまだ壊されていないのも少し、驚いたけど」


テオ:「それはお互い様だ…と言いたいが、臆病だから無事だと言えるがな」


ララ:「そう…それじゃあ次の質問、なんでシルヴァちゃんを怖がったの?出来ればシルヴァちゃんとどういう関係かも知りたいわね」


グレイミー:「その子はオペラハウス14にいるはずのESPに目覚めた数少ない成功例でしょうね。とあるネクロマンサーに始末されたと聞いていたけど、誤報か確認不足か、その子、いやその子のクローンが暴走してこの施設はほとんど崩壊したようなものよ」


テオ:「おかしくないか?それなら何回か顔をあわしたはず、それなのに僕の記憶にはシルヴァちゃんの事は何もないぞ」


グレイミー:「彼女のクローンは何人も複製されている。そんな中で同じ顔や同じ声自分と寸分違わない存在がいたらアンデッドでなくとも精神に異常が出る可能性があるの。それもESP持ちならなおさら精神状態は安定させないと」


ララ:「崩壊ね…じゃあ、ここはどういう所なのESPとかにも知りたいけど、そもそもここはどういう所で何の用で建てられたのか、それが重要で私たちがここに来た理由なの。生き残ったアンデッドの避難所とは聞いたけど、あのデカブツを見るとそうとは思えないわ」


グレイミー:「……ここは、ヒュプノス社アンデッド実験施設兼オペラハウス20と呼ばれる場所、ヒュプノス社とオペラハウスは互いに内情を探り、裏の非人道的行為を握り、隠れ蓑にしようとした。でも、そんな会社同士がどうやって共存出来るか?それで出来たのが2重スパイ達や内情を知り心酔した狂人達を集めた場所、それがここ、私はその1人ではあったんだけど、それに嫌気が差し始めた時にアンデッドやESP暴走の対策として自らをアンデッドにしたり、シルヴァちゃんのクローンの細胞を移植して毒を以て毒を制す理論で表向きにはアンデッドの避難所その裏ではヒュプノス社、その更にに裏では表ではない一面のオペラハウス、そのまた更に裏、何面も属していない第三の勢力達の施設、まるでサイコロのようにいくつもの面を持つのがここの正体。そもそも正体がないのが正体と言えるのでしょうね」


ララ:(……そんなはずはない。理論的に破綻している。だが、今までの話と情報を振り返って考えるとその2つの組織は一枚岩ではない、その点に焦点を当てて見ると、辻褄が合う場所があるのも事実、ここでこのグレイミーとやらが攻撃されたのも不可解だ……そう思い込ませるのがもくてきだとしたら……?見抜けるか?この人の噓を……)



ヴァン:「という事で行動判定でグレイミーのセリフに噓や違和感を見つけられないか?」


SNC:「…ほう?」


将人:「クトゥルフでいう心理学か、相手がアンデッドだとそういうのも難しそうだが…」


SNC:「いや、面白い。でも、そういう考えに行きついたのはララだけだよね」


ヴァン:「そうだね。ポジションというのもそうだけど、話していたのも俺のドールだし」


ジン:「絶対俺のドールとシルヴァはポカーンってしていると思う」


将人:「そうそう、まるで〇イ〇ニラのようにね」


ヴァン:「wwwそうか、あっ、そうか世代はそこで止まっているんだ」


SNC:「上手く噓を見抜けるか、ララだけ振ろうか、でも同じとはいえアンデッドだから-1の補正付きでどうぞ」



行動判定 こいつの噓は…?


ララ(ヴァン) 補正-1 出目…5-1=4 失敗



将人:「んー、これは…」


ヴァン:「いや、ここはこれでいい」


将人:「なんで?」


ヴァン:「NC、失敗したとしても俺のドールは真偽が分からずグレイミーに警戒したということになるだろ?」


NC:「そうだな」


ヴァン:「その場合、テオの発言をを含めてララは情報を信じるか信じないかの選択を考える。未練を考えるとテオのを信じるだろうけど、PLとしては今まで集めた情報や証言が本当か、嘘か証明する術がない。もし、これから出る情報が重要そうでもそれを信じられないなら、意味はないだろう?カルマを考えるとなおの事だ。」


将人:「あー、なるほどな、例えばテオやグレイミーの他に生き残りのメンバーがいて、こいつらが言ったことは全部噓だよ。俺が言っていることが真実だよって言っても信じられないし、混乱するだけって事か、信じられないなら警戒する事自体に意味がある。簡単に言うとPLの判断をPCの行動に起こさせやすくさせることができるってわけだ。」


SNC:「話を戻すけど、これ話しながら治療を再開している感じだよね」


PL:「???」


SNC:「えっ?」


将人:「あっ、そうか、これ修復中か」


ジン:「なんか普通に廊下で話しているイメージだったわ」


ヴァン:「長話に夢中になり過ぎてて自分達がどこにいるのかも曖昧になったから、途中で廊下に出た雰囲気にはなっていたけど」



ララ:「クローン…ね。そのクローンって声帯が潰れていたり、肉体の大部分が欠損したり一切の反応がなかったりした?」


グレイミー:「っ!ええ、クローン製造の過程で失敗するとそうなるわね。完成品も数えるほどで失敗作の方が多いのよ、あのデカブツにクローンの失敗作の掃除を任せていたから、多分成功作もかつての仲間と共にあいつの一部になっていたでしょうね」


ララ:「大体理解したわ。その上で質問するけど、そのクローンの製造技術を外部の人間に漏らしたりは?」


グレイミー:「変人しかいないから漏らしていてもおかしくはない…けれど、極わずかだと思うわ。自分の利益のために助手や部下に教えることはあっても友達や赤の他人に不利益をもたらす可能性や何の利益にもならない技術を教える意味なんてないでしょ」


ララ:「それなら、他に別の方法もあるんじゃないの?」


グレイミー:「安価で使えるならアンデッドをつかうのも考えたけど、元々自我や知識が乏しいのを使うと自我が崩壊しちゃうの、それなら精神転移でクローンに自分の精神を入れて元の精神を掌握したほうが安全だからね。入れ替えるよりも楽ちん」


ララ:「ふぅん…まぁいいわ。私が聞きたいのはそれだけ」


テオ:「もういいのかい?僕にしたやつは聞かなくてもいいの?」


ララ:「うん、矛盾している所はなさそうだし、そうじゃなくてもそれを指摘できる人には会えないんじゃ質問するだけ無駄だもん」


ルルナ:「お姉ちゃん、次はどうするの?」


ララ:「気は進まないけど、グレイミーさんのいたエリアにいくしかないかな、悪いけど案内してもらえる?」


グレイミー:「う、うん、助けてくれたんだからそれくらいは構わないよ」


姉妹達は新しい同行者を連れて廊下に出る。まだ形が戻らずに動きもぎこちない事に心配して話しかけるドールもいるだろう。次の目的地を決めて向かおうとしたら聞きなれた声が姉妹たちの名を呼ぶ。



SNC:「よっし、アドベンチャーパートの序盤が終わったところで別行動の姉妹と合流だ」


ヴァン:「いや~、あれだね。結構情報でたね」


将人:「ちゃんとメモして見たけどテオもグレイミーも確定出来る情報はそれほどなさそうじゃない?」


ヴァン:「1つだけ心当たりがあるんだけど…最下層にあるあれ、もしかしたらアリア専用イベントだったりしない?」


ジン:「あぁ!ありそう、そういえば、アリアが理解できる会社の情報もあったし、合流したなら先に上に行くより下に戻って取り逃した情報を拾いに行こうよ」


将人:「それじゃ、それを説明するにもまずは全員合流しようか」


SNC:「……まだ、あっちは少しかかりそうだから、その間にトイレとか済まして置いたらどうだ?」


将人:「俺はまだ、大丈夫だけど…まぁ、いいか。ポテチもサイダーもまだまだ余裕あるし今回は最後まで持ちそうだ」

次回未定

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