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「お前顔真っ赤じゃん」
慌てて蒼海が俺から離れる
下半身への圧迫がなくなり、取り敢えず安心
けどどうしようこれ本当
中途半端に刺激したおかげで、ちょっとつかかなり苦しい
「そんな涙目になるほど嫌とは思ってなかったから、ごめん」
「…え?俺涙目になってる?」
「滅茶苦茶。本当そんな嫌だと思わなかったから、ごめんな」
「いや、別に嫌じゃないからそんな謝んなよ」
今までだって普通に抱きついてきたじゃん
そういうと、蒼海の顔が更に曇る
「【今まで】と【今】は違うだろ?」
蒼海は「俺が一週間前に言ったこと覚えてる?」と聞いてきた
…そういや告られたんだっけ俺
「…覚えてるけど、忘れてた」
「どっちだよ」
真逆の返答をする俺に蒼海が苦笑いを見せる
「言われた内容は覚えてるけど、蒼海が俺にそれを伝えたことを忘れてた」
あまりにもお前が普段通りに接してくるから
そう付け加えると、蒼海は思い切り溜め息を付いた
「なんだよ」
「あーあ。折角翠が怖がらないように、と思って接してたのに、怖がる以前にまさか告白したことを忘れられるなんてな」
翠がそういうやつだってのを忘れてた
蒼海はがしがしと頭を掻く
「まあ警戒されて、チャンス失うよりはいいか」
「いやまあうん」
今度から強引に行くから
とか言われても俺何も言えないし
「つか本当顔赤いから。取り敢えず口に入ってるチョコ出せ」
「…え」
蒼海が俺の口の前に手を出す
こんなおいしいものを出すなんて勿体無い
「嫌だ」
「俺の分、後で何個かやるから」
「解った」
「即答かよ」
蒼海の呆れた声を聞きながら、口の中の物を半分出す
と、そこで、蒼海が素手なのを見てチョコを口の中に戻した
「おい、なんで引っ込めたんだよ」
「お前素手じゃん。汚いからティッシュくらい持てよ」
「今更別に汚いも何もねえから」
「いや俺がいやだから」
相変わらず細かいなあとか言いながら、蒼海が机の端の方に置かれていたティッシュ箱から、紙を数枚取り出す
「ほい」
「ありがとう」
ぺっと、溶けかけのチョコを口からだした
「「え?」」




