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おじいちゃんとおばあちゃん

長らくお待たせしました!

待ってくださる方がいたら申し訳ありませんm(_ _)m

リアルにひと段落ついたのでぼちぼち投稿再開します。

それでも相変わらず忙しいので投稿ペースは遅いかも……。

出来るだけ頑張ります!


「おっじゃまっしまーす!」

「あら、いらっしゃい。リアナちゃん」

「お邪魔します、お母さん。あれ? いつも飛び込んでくるはずのお父さんは?」

「いらっしゃい、ティア。あの人は朝っぱらから孫がくる孫が来るって興奮するからベッドに寝せてるわ」

「そ、そう」

私の両親は相変わらず、妻絶対主義のようです。

そして、わかると思いますが、私と子供3人でお母さんとお父さんの家に来ています。

理由は主に、お父さんが孫の顔を見たがるからです。

私が子供の頃は、こいつやべえってくらい私を溺愛していましたが、孫に対してはそれ以上、もはや狂人かって思うくらい孫が大好きです。

「リアナああああ! ルークうううう! セレナああああ!」

……来たよ孫キチガイが。

「っち、起きたか」

お母さん怖い。

「リアナ! 風邪ひいたって聞いたけど大丈夫か⁉︎ 聞いたときはいても立ってもいられなくなって家を飛び出ようとしたんだが気付いた時はベッドの上だったんだ!」

「大丈夫だよおじいちゃん!」

「そうか! さすがは俺の孫だ!(←?) ルークとセレナも元気してたか⁉︎」

「う、うん」

「そうかそうか! それは良かった!」

……孫が来るといつもこんな感じです。

ね? キチガイでしょ?

ルークとセレナはそんなおじいちゃんが少し苦手みたい。

セレナに関してはずっと私の陰に隠れてスカートを握っている。

「あなた、うるさいわよ。セレナちゃんが怖がってるじゃない」

「な、なに⁉︎ そんなことはない! セレナちゃん、おじいちゃんのところにおいで!」

「…………や」

「なん……だと……」

ドサッ。お父さんは倒れた。

「だから言ったじゃない。孫が可愛いのはわかるけど少し落ち着きなさい」

「わ、わかった。セレナ、怖がらせて悪かったな」

「だ、だいじょうぶ」

最初から落ち着いてくれればいいのに。

いつも我を忘れるんだよなあ。

「ティア、あなたは元気にしてたかしら?」

「うん、元気だよ」

「そう、それは何よりだわ。それにしてもあのティアがねぇ……」

「…………それ、前も聞いた」

「だって、未だに夢のようだもの。小さい頃は女らしさのかけらもなくて本当に心配だったのよ?」

「うっ、それは……ご迷惑をおかけしました……」

「いいのよ。今では孫に囲まれて本当に幸せなんだから。昔はこんな光景想像できなかったもの」

向こうではお父さんと子供達が遊んでいる。

孫たちと触れ合うお父さんの顔は、確かにとても幸せそうだ。

「ともかく、あなたたちが元気でいてくれるだけで私たちにとってこれ以上のことはない。だからこれからも体には気をつけなさいよ。あなたたちが倒れたらお父さんがどうなることか……」

「ふふっ、そうね」

「よーしお前たち! 今日はバーベキューだー!」

「ほんと⁉︎ 肉たくさん⁉︎」

「おう! いくらでも食べていいぞ!」

「やった! おじいちゃん大好き!」

「ぐはああああああ!」

また倒れた……。

でも楽しそう。

昔は両親にたくさん迷惑かけたけど、少しは親孝行できたかな?


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